どうも、ConoHa WINGへのサーバー移行を断念したFumisukeです。
同社にはWordPressのかんたん移行ツールがあり、所定の項目を入力することで簡単にサーバー移行ができるという機能があります。
ただし、この機能を使って移行を試みても失敗する場合があります。
うまくいけば簡単なんですが、うまくいかないと簡単ではないかもしれません…。
目次
レンタルサーバーのConoHa WINGとは?
ConoHa WINGは大手のGMOインターネット株式会社が提供するレンタルサーバーサービスです。
通常のサーバーサービスが月間もしくは年間での契約であるのに対し、なんとConoHa WINGは「1時間2円」などの時間単位での契約が可能です。
最低利用期間も初期費用も「無料」ですから気軽に利用できるのが良いですね。
またリザーブドプランというCPU・メモリなどのリソースが1契約毎に割り当てられるプランもあり、非常にユニークなサービスです。
WordPressかんたん移行ツールとは?
ConoHa WINGにはWordPressかんたん移行ツールというサービスがあります。
これは他社のサーバーで利用しているWordPressのコンテンツを丸ごと同社のサーバーに持ってこれるという移行ツールです。
アカウント名やパスワードなどを入力することで一気に移行できる!というのがメリットです。
しかし、かんたん移行ツールは実はそこまで簡単に利用できるわけではない…というのが現実です。
恐怖のエラー「予期せぬエラー」
このWordPressかんたん移行ツールではうまくいかない時にエラーが表示されます。
その中で「予期せぬエラー」というのが最も凶悪です。
これは明確な原因がわからないため、サポートに問い合わせる必要があります。
私もこのエラーが出て問い合わせもしましたが、最終的に現在のサーバーの更新期限までに移行がうまくいかず断念しました。
時間がゆっくりあれば色々試したりもできたんですが、かんたん移行ツールに過度な期待をしてしまいました。
WordPressかんたん移行ツールで失敗するケース
バックアップファイルなど大容量ファイルがある
WordPressのプラグイン等を使ってサーバー内にバックアップを保存している人は多いかと思います。
しかしそのように容量の大きなファイルを置いておくと移行に失敗するケースが多いようです。
事前にサーバーからPCなどに容量が大きいバックアップファイルを移しておきましょう。
二段階認証などセキュリティプラグインが有効
二段階認証などのセキュリティプラグインが移行元で有効になっている場合は無効にしてからかんたん移行ツールを使いましょう。
その他にもログインや管理ページに関するセキュリティプラグインは多くあると思いますが、それらも有効になっている場合は無効にする必要があります。
HTTPSのリダイレクトが作動してる
移行元のページでhttpからhttpsへリダイレクトしている場合、移行がうまくいかない場合があります。
httpsへのリダイレクトを無効にしてから移行ツールを使いましょう。
時間単位で契約できるConoHa WINGは神
ここではいくつかの解決策を示しましたが、私はかんたん移行ツールを使ってのサーバー移行に失敗しました。
もちろん手動での移行を行うという選択肢もあったのですが、更新まで数日しか猶予がなく今回は既存のサーバーを更新することとしました。
次回はかんたん移行ツールに頼ることなく、手動で挑戦することになりそうです。
ただ、一つ思ったのが「時間単位で契約できるConoHa WINGは神」ということです。
というのも通常、レンタルサーバーは年間契約のものが多いです。
そのため本来であればサーバー移行に失敗したら、年間契約の契約料がダブルでかかってしまうところでした。
しかしConoHa WINGは時間単位の契約が可能なので、幸いにも費用は最小限ですみました。
初めてのサーバー移行をする方には時間単位で契約できるConoHa WINGはテスト環境としても良いかもしれません。