格安SIM・格安スマホには数多くのサービスとプランが存在しますが、その中でもDTI SIMはトップクラスに安いサービスと言えるでしょう。
業界最安クラスとの謳い文句は伊達ではありません。
そんなDTI SIMの料金プランやメリット・特徴などを解説します。
※ページ内の価格表記は基本的に税別です。
目次
DTI SIMとは?
DTI SIMは株式会社DTI(Dream Train Internet)が提供する格安SIM・格安スマホサービスです。
DTIはアルクやギガプライズなどが主要関連子会社であるフリービットグループの子会社であり、日本のインターネットで長らくプロバイダ事業を営んできた実績のある企業です。
DTIの格安SIMは次のような4つの特徴を兼ね備えています。
DTI SIMの4つの特徴
業界最安クラス
いろいろな特徴がありますが、なんといっても一番の特徴は「業界最安クラス」であることです。
DTI SIMには大きく3つのプランとお得すぎるお試しプランがありますが、いずれの料金も安いです。
「とにかく安い格安SIMを使いたい」という方にオススメできるサービスの一つです。
YouTube、Twitterなどのノーカウントプラン有り
- YouTube
- 学生向け就活サイトのマイナビ
の通信量がカウントフリーとなる見放題プランもあります。
特にYouTubeをたくさん見る人にはオススメです。
半年間 月額2円 お試しプランがお得すぎる
詳細は後述しますがDTI SIMにはなんと半年間、通信容量3GBで月額2円から使えるお得すぎるお試しプランがあります。
もちろん最低利用期間はありません。
ここまで大盤振る舞いなお試しプランはなかなかないでしょう。
DTIの光回線とセットで安くなる
DTIが提供している光回線「DTI 光」とDTI SIMをセットで利用していると、DTI 光の月額料金が毎月150円安くなります。
さらにDTI 光はIPv6(IPoE)という接続方式に対応しているプロバイダです。
通常の接続方式であるIPv4はインターネットに接続する際に混み合うトンネルを通るので速度が遅くなりがちですが、IPv6(IPoE)ではトンネルを通らなくても良いので通信速度が安定しやすい傾向にあります。
これを使えるプロバイダは少ないので利用者にとっては嬉しいところです。
そしてDTI 光は最低利用期間も違約金もないという凄いサービスです。
DTI SIMを使うのであれば、家の固定回線はDTI 光をセットで使いたいところです。
DTI SIMの料金プラン
通常プラン
通常プランには
- 通話はできないデータプラン
- SMSが使えるようになるデータSMSプラン
- 通話もできる音声プラン
の3つがあります。
15GBと20GBプランについては新規申込受付を停止しています。
それにしてもデータSMSプランの10GBでも2,250円(税別)は安いですね。ドコモの新料金プラン「ギガライト」なら2年の自動更新・縛りありで7GB 5,980円です。
ちなみに「ネットつかい放題」は大容量使用者向けのプランですが、通信量が他の利用者の平均利用容量を著しく超える時は通信速度が一時的に200kbps以下に制限されます。
目安としては通信総量が1日1GB程度であれば対象にはならず、帯域利用状況によっては1日3GB以上利用可能な日もあるようです。
速度制限がかかっても0時になればリセットされます。目安からすると1日1GB×30日=30GB~に相当するプランなので十分リーズナブルでしょう。
DTI見放題SIM
DTI見放題SIMはデータ専用プランであり、SMSと通話は使えないプランです。
しかしデータ容量7GBという十分な容量に加えて「YouTube、Twitter、就活生向けマイナビサイト」がカウントフリーで見放題となり、月額料金は2,430円です。
YouTube動画は一本で数百MB以上になることも珍しくはありません。
格安SIMでYouTubeを見たいならこのプランは選択肢の一つででしょう。
見放題&オプションセットの20’s SIM
謳い文句は「全力でがんばる20代を、陰から支えます!」とありますが年齢が20歳以上なら20代でなくても契約できます。
20’s SIMプランはDTI見放題SIMプランと内容は似ています。
「7GBの高速通信容量」「YouTube、Twitter、就活生向けマイナビサイトがノーカウント」というのは一緒です。
20’s SIMはそれらに加えて
- DTI Wi-Fi by エコネクト
- 画面サポートオプション
- おとくコール10(音声プランのみ)
が付いてきます。
その分、同じ7GBの見放題プランのデータプランに対して+450円、通話ができる音声プランなら+1,550円と料金がプラスされています。
エコネクトのような公衆無線LANは別でも契約可能ですので、データプランの方は無理にこちらを使う必要はありません。
ただiPhoneを使っている人なら画面がバキバキに割れた時に修理ショップ「iCraked」で2,000円で修理してもらえるサービスなので良いかもしれません。
初めて申し込み限定の月額2円 お試しプラン
まずは格安SIM・DTI SIMを試してみたいという方にオススメなのがDTI SIMのお試しプランです。
なんと月額2円から6ヶ月試せます。
月額2円なのは「半年お試しプラン 3GB」です。こちらはデータプラン・データSMSプランとなり通話はできません。080/090番号が付与された場合にはユニバーサルサービス料として月額2円になり、020番号帯が付与された場合には月額0円となります。
一方で通話もできる「でんわ定額プラン 3GB」は半年間、月額1,520円で試せます。
3GBのデータ通信に加えて、おとくコール10オプション(10分以内の通話が何度でも無料)がセットになったものです。これも内容を考えればかなりお得でしょう。
7ヶ月目以降は
- データ半年お試しプラン 3GB:840円
- データSMS半年お試しプラン 3GB:990円
- でんわ定額プラン 3GB:2,310円
となります。
また他プランと同様に初期費用の事務手数料は3,000円かかるのでご注意ください。
オプションサービス
おとくコール・おとくコール10
DTI SIMの通話オプションには「おとくコール」と「おとくコール10」の二つがあります。
「おとくコール」は
- 月額基本料金が0円
- フリービット社のアプリを使用
- アプリを使わず0063ダイヤルでも可能
- 通話料が通常の半額の30秒10円に
という特徴を持っています。
月額基本料金が無料なので、音声SIMを契約した人なら使わない理由はないでしょう。
一方で「おとくコール10」は
- 月額基本料金が820円
- フリービット社のアプリを使用
- アプリを使わず0063ダイヤルでも可能
- 10分以内の通話が何度でも無料に
という内容です。
通話を良くする方にオススメです。
DTI Wi-Fi by エコネクト
エコネクトは日本全国に75,000ヶ所以上にあるWi-Fiスポットサービスです。
よく飲食店や公共施設を利用していると
- Wi2
- Wi2_club
- Wifi_square
- mobilepoint
というWiFiスポットを目にすると思います。
これらが使えるようになるのがDTI Wi-Fi by エコネクトです。
割と使えるところが多いので良いサービスですが、利用するには20’s SIMプランに入る必要があります。
しかしDTI経由でなくても契約可能なので、無理に20’s SIMプランに入る必要はありません。
なお「DTI SIM スマホレンタルオプション」「music.jp」については実質、オプションとしてサービス終了に近い形になっているので割愛させて頂きます。
初期費用とその他の利用料金
初期費用と各プランの月額基本料金を除く各利用料金を解説します。
各プランを申し込むと初期費用で事務手数料として3,000円、そしてdocomo SIM発行手数料が394円かかります。
SIMカードは交換・紛失・再発行にも3,000円かかるので紛失には気をつけましょう。また不達によりSIMカードを再発送するのには1,500円かかるので確実に受け取りましょう。
通話料についてはオプションサービスの「おとくコール」を利用しない場合、30秒20円(国内)がかかります。
SMSの利用はLINEが出たことで使うことも少なくなりましたが、1通3円~で送信文字数が増えるごとにSMSは一通の料金が高くなります。SMSは受信するだけなら無料です。
続いて高速通信の容量が足りなくなったときの容量チャージです。
500MB=380円、1GB=600円でチャージができます。
データ容量を使いきらなかった場合でも、余ったデータ容量は翌月に繰り越して利用できます。ただし「20’s SIM」「DTI 見放題 SIM」の各プランは追加購入したデータ容量を含め、データ容量の繰越はできません。また「ネットつかい放題プラン」はデータ容量の購入・繰り越しはできません。
その他に留守番電話には月額300円、キャッチホンには月額200円がかかります。
最低利用期間
「音声プラン」は利用開始月から12ヶ月を経過した月の末日までに、解約または音声プラン以外にプラン変更した場合には契約解除料9800円(税別)がかかります。
もちろん大手キャリアのような「自動更新」というシステムはないので安心です。
「データプラン・データSMSプラン」には最低利用期間がありません。
データプランに解約金がかからないのが格安SIMの強みですね。
ドコモのギガライトとDTI SIMで料金を比較してみた
私個人の話ですが家でWi-Fiでネットをしていても外出中にYouTubeを一切見ないでも5GBは最低でも使います。通話はほとんどしません。
そこで月に7GBくらい使う前提でドコモの新料金プラン「ギガライトの7GB」とDTI SIMで比較してみました。
ギガライトは7GB、DTI SIMは10GBなのでドコモに有利な条件ですが、それでもDTI SIMのほうがなんと月額3,730円も安くなります。
もちろんドコモには36回分割払いで端末が変えたり、複数人でセット割引があったりで安くなる割引があります。
しかし単身での契約であったり、そもそも大手キャリアの複雑な料金プランに嫌気が差してきた方にはDTI SIMの方がピッタリだと思われます。
DTI SIMの申し込み方法
DTI SIMは公式サイトから新規ご契約でメールアドレスを入力し、届いた認証コードを入力すると申込み開始できます。
初めて使うからちょっと不安、格安SIMは速度が心配…という方は月額2円のお試しプランで試すのも良いでしょう。
DTI SIMは格安SIMの中でもトップレベルでオススメ
DTI SIMは格安SIMの中でもトップレベルに安いです。
運営もプロバイダ事業に歴史あるDTIグループなので信頼と実績があります。
格安SIMは次々に新しく生まれ、サービス内容も進化していますがDTI SIMはその中でもトップレベルにオススメできます。
携帯料金が高くて迷っている方は、まず月額2円から試してみてはいかがでしょうか。