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eスポーツ(esports)に釣られるな!プロゲーマーになるべきではない3つの理由

最近eスポーツという言葉が浸透してきてプロゲーマーを志す若者が増えています。

しかし私はeスポーツという言葉につられてプロゲーマーを目指すべきではないと考えます。

「いつも新しいことにチャレンジするのに寛容なFumisukeにしては時代遅れで頭が硬くない?」とあなたは思うかもしれません。

正確に言えば「プロゲーマーを目指してもいいけど、ある条件をクリアする必要がある」という主張です。今回はその「ある条件」について語りたいと思います。

eスポーツ(esports)とプロゲーマーの現状

まず全世界の話でいうとeスポーツはとても盛り上がっていると言って良いでしょう。

ゲームは言語や国境を超えて世界共通で楽しめるため、世界大会も大きな会場で盛大に行われます。

賞金も世界大会では1億円から10億円以上(総額でなく世界1位の賞金)のものまでありますから、とても夢のある世界ですね。

では日本の賞金はどうでしょうか?前まではかなり少ない額でしたが、最近はかなり賞金額が上がってきました。

引用元:【速報!】「LJL 2019」の賞金総額は2700万円! 全8チーム、BO1方式で、会場はヨシモト∞ホールに!!
https://alienwarezone.jp/post/1431

LoLというゲームの国内プロリーグで2019年の運営には「株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー」が加わり、お笑い芸人もサポートとして招集されました。

そしてその賞金総額は2,700万円であることが発表されました。

優勝:1,000万円×2シーズン
MVP賞:Weekごとに5万円を対象者に授与

という内訳となり海外に比べると大きく見劣りするものの、それなりの金額ではあるでしょう。5人競技なので2シーズン連続優勝すれば一人あたり400万円という賞金が手に入ります。

ちなみにeスポーツに加わったことで話題となったパワプロでは、e日本シリーズ優勝で321万円(一人あたり107万円)という賞金額でした。

みなさんはこの賞金額を見て多いと思いますか?少ないと思いますか?

私は「少ない」という考え方です。

その理由を説明します。


プロゲーマーになるべきではない3つの理由

プロゲーマーであるだけでは稼げない

上の金額は大卒、高卒の一般的な生涯賃金です。

あくまで一般的な金額なので多いとか少ないとかそういうことはさておいて、40年から50年かけて2億円~3億円の金額を稼がなくては一生涯を暮らすのは厳しいというのが現実です。

それどころか今後、税金が重くなり景気が悪くなればもっと稼がないといけないかもしれません。

それを踏まえてeスポーツのプロゲーマーはいくら稼げるでしょうか?ということを真剣に考えなくてはいけません。

世界で人気のゲームの世界大会で優勝すれば、1回で数億円の賞金が入ります。しかし日本でトップクラスとか、日本代表になれる(かも)というレベルでは食べていくのは難しいでしょう。

優勝賞金が200万円の大会で年3回ずつ優勝しても、それを40年間続けてやっと2億4千万円です。

プロゲーマーになること自体はできるかもしれませんが、プロゲーマーであるだけでは稼げないのです。これがプロゲーマーになるべきではない一番大きな理由です。

兼業でもチャレンジできる

一つ断っておくと私はプロゲーマーになること自体を全否定しているわけではありません。

しかし多くのゲーマーは「仕事が学校を辞めて人生を賭けてプロゲーマーを目指す」というリスクの高い選択肢を選びがちです。これは副業における退職と一緒でオススメできません。

副業もいきなり仕事を辞めてチャレンジするわけではなく、本業に勤しむ中で副収入を得るためにコツコツとチャレンジしていくものです。

ゲーマーもいきなりプロゲーマーを目指すのではなく、趣味からはじめて段々とうまくなってトップクラスになった時に今後をどうするか考えるべきです。

また中には「兼業プロゲーマー」として活躍する人もいたりします。

チャレンジしたいことにハイリスクで挑むのは嫌いではないですが、現状の日本のeスポーツにおけるリターンの少なさを考えるとまず兼業プロゲーマーからチャレンジしたほうが良いでしょう。

「ある条件=マネタイズ能力」が必要

最初に「プロゲーマーを目指してもいいけど、ある条件をクリアする必要がある」といったそのある条件とはマネタイズ能力のことです。

eスポーツ・プロゲーマー、あるいはプロ野球選手のように専門性が高くて選手としての活動期間が短い傾向にある職業は、その競技のみで一生涯の生計を立てることはとてもむずかしいです。

億プレイヤーとして活躍するようなプロ野球選手でもその活躍を数年以上続けるのは至難の業です。しかしCM・雑誌・テレビ番組といったメディア収入や、引退後の球団職員・解説者・コーチ・スポーツキャスターといった転身があって生計が成り立つのです。

プロゲーマーにおいてもマネタイズ能力がなければ一生涯の生計を立てるのはとても難しいでしょう。

例えば長らくプロゲーマーとして活動してきた梅原大吾さんも、本業のゲームだけでなく書籍・漫画化・TV番組・スポンサー料・講演・コンサル・配信といろいろな方法でマネタイズをしています。

ゲーム配信はプロゲーマーでなくても収入を得られる有力な手段の一つです。

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もしプロゲーマーとして活動したいなら、そうしたマネタイズ能力も必要となるでしょう。

もちろん賞金数億円の世界大会で優勝するようなレベルなら必要ないかもしれませんが…。

稼げるプロゲーマーになろう

繰り返しになりますがプロゲーマーを全否定するわけではありません。

しかしスポーツ選手と同様にマネタイズ能力が求められ、兼業プロゲーマーのようにリスクを抑える必要があることは頭に入れてもらいたいです。

最近は企業がプロゲーミングチームをつくってメンバーを募集し、仕事を紹介するという流れもあります。

しかしそれも企業が雇ってくれて初めて成り立つ仕事の流れであり、選手としての価値がなくなればどこも雇ってはくれません。

このように厳しい世界で選手としてトップクラス、そしてマネタイズでもトップクラスのプロゲーマーを目指して頑張ってください。

もし頑張ってみたいという方がいましたらお気軽にご相談ください。ネットでのマネタイズならお力になれるかと思います。

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