楽天銀行はかつてイーバンク銀行という名前であり、超オトクなネット銀行として有名でした。
一般にはマイナーだったものの、ちょっとネットに詳しい人はみんなイーバンク銀行を使っていたものです。
楽天銀行となってそのメリットはだいぶ薄れたものの、やはりメガバンク等に比べるとお得です。
また楽天経済圏で固めて利用すればお得度はさらに上がります。
今回はそんな楽天銀行のメリットや手数料等の仕組みを解説します。
目次
楽天銀行とは?
楽天銀行は楽天グループの楽天銀行株式会社が提供する銀行サービスです。
前身は2000年代前半に設立されたイーバンク銀行であり、現在は楽天に買収されて楽天銀行となりました。
2019年時点では700万口座を突破しており、他の楽天サービスと合わせて利用することでお得な銀行サービスとなっています。
楽天銀行の6つのメリット
ATM手数料が最大月7回まで無料
なんと楽天銀行では最大月7回までATM手数料が無料になります。
毎月必要な分だけを何回も引き出しをして、手数料を千円以上取られるという人も多いのではないでしょうか。
楽天銀行であればハッピープログラム(詳細後述)という優待プログラムに応じて、無料回数が増えていきます。
※新規口座開設から6ヶ月間は月5回無料となります。
他行宛振込手数料が最大月3回まで無料
家賃、ネット通販、仕送りなどで大きな金額を振り込むと手数料が1回に500円以上取られることもあります。
楽天銀行ではハッピープログラムに応じて最大3回、他行宛振込手数料が無料になります。
またハッピープログラムを頑張って上げなくても「給与・ボーナス・公的年金の受取口座」とするだけで、3回無料の特典が使えるようになります。
※給与・ボーナスの振込の電文が「給与振込」である必要があります。
コンビニATM等で24時間365日利用可能
銀行口座は提携ATMが少ないとなかなか入出金ができず困りがちです。
しかし楽天銀行は
- セブン銀行
- ローソンATM
- イオン銀行
- Patsat
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- イーネット
- ゆうちょ銀行
- ビューアルッテ(入金は不可)
といった多くのATMに対応しています。
深夜の飲み会・二次会・三次会等でお金を下ろさなくてはいけないときにも安心ですね。
楽天スーパーポイントが貯まる・使える
なんと楽天銀行では入出金や他行への振込、楽天カードの口座振替など普通の使い方をするだけで楽天のポイントが貯まります。
またハッピープログラムのランクを上げることで1件あたり1ポイント~最大3ポイント(楽天カードの口座振替は9ポイント)を得ることができます。
このように普段、銀行口座を使って多少なりとも還元されるサービスはなかなかありません。
この辺は多種多様なサービスを提供する楽天の強みですね。
スマホアプリで簡単に残高照会や振込が可能
銀行口座の残高照会や振込をパソコンや銀行ATMでやっている人は結構多いのではないでしょうか。
しかし楽天銀行ならスマホアプリで簡単に残高のチェックや振込ができます。
いつどこにいても自分の銀行口座を管理できるのは便利ですね。
普通預金金利が0.10%
2019年6月時点の各銀行の普通預金金利は
- みずほ銀行:0.001%
- 三菱UFJ銀行:0.001%
- 三井住友銀行:0.001%
- ジャパンネット銀行:0.01~0.015%
と超低金利です。
ジャパンネット銀行のような先進的な銀行でさえ0.01%(残高100万円以上で0.015%)です。
しかし楽天銀行は楽天証券とマネーブリッジ(口座連携)をすることで年利が0.1%(税引き後0.079%)となります。
小さいかもしれませんが他行の銀行口座に比べたら嬉しい普通預金金利ですね。
楽天銀行の優待プログラム「ハッピープログラム」
先程から何回か出てきているハッピープログラムというキーワード。
ハッピープログラムとは楽天銀行の優待プログラムであり、5種類の会員ステージに応じた特典を受け取れます。
会員ステージはベーシックから始まり、アドバンスト、プレミアム、VIP、スーパーVIPの5種類です。
残高または取引件数を上げることで、毎月1日の日付変更後に順次適用となります。
スーパーVIPではATM利用手数料が月7回無料、他行宛振込手数料が月3回無料、楽天スーパーポイント獲得倍率が3倍となります。
ただし、スーパーVIPでなくても他行宛振込手数料に関しては楽天銀行を給与・賞与(ボーナス)・年金の受取口座に指定することで3回無料となります。
楽天銀行の口座開設方法
楽天銀行の口座開設は公式サイトから進められます。
まずはWEBで3分程度で情報を入力して完了です。
その後、本人確認書類をアップロード等して郵便物が届いたら初期設定をして利用開始できます。
楽天証券・楽天カードと組み合わせてさらにお得
上の方で説明したように楽天銀行は楽天証券と楽天カードを組み合わせて使うことでよりお得になります。
楽天証券は株やFXやiDeCoなどに投資できる証券サービスです。証券口座を開設しても投資する必要はありませんが、楽天銀行の口座と連携させることで普通預金金利が0.1%まで上がります。
楽天カードは楽天が提供するクレジットカードサービスです。口座振替の設定口座を楽天銀行にすることで、楽天スーパーポイントが3ポイント~9ポイント付与されます。
わずかなポイントではありますが、楽天市場や楽天ペイ等を使う方であれば楽天カードはオススメです。
楽天経済圏で固めればさらにお得に
楽天銀行は単体でもお得ですが、楽天カード・楽天証券・楽天モバイル・楽天ペイ・楽天市場等と組み合わせて使うことでよりお得になります。
ソフトバンク(Yahoo)経済圏、LINE経済圏などいろいろな選択肢がありますが、楽天経済圏はお得で有力な選択肢の一つです。
なんとなくメガバンクを使っていたり、なんとなくドコモの携帯を使っている人は思い切って切り替えると大きくお得になると思います。