キャッシュレス決済でポイントが貯まりにくくなってきた昨今、ネット通販でもお得に買物をしようと試行錯誤しました。
その結果、私はいわゆる楽天経済圏に入りました。
今回は楽天経済圏のお得さ、楽天ポイントの獲得率を上げる方法、Amazonとの価格やお得さの比較をお伝えします。
目次
楽天経済圏でポイント還元率が上がる
楽天経済圏とは楽天グループが多数展開しているサービスで経済圏をつくることです。
例えば買い物は楽天市場、美容室予約は楽天ビューティー、電力なら楽天でんき…といった具合です。
楽天経済圏を築くメリットは楽天ポイントを貯める仕組み「SPU」のポイント獲得率が上がり、ポイントが貯まりやすくなることです。
言葉で説明するよりも実際に私が今、SPUでポイントが何倍かをお見せしましょう。
上記のように私の現在のSPUは8倍(=8%)です。これは一時的なキャンペーン等を除いた基本的な倍率と考えていただいて問題ありません。
8倍ですから100円なら8ポイント、1,000円なら80ポイント、10,000円なら800ポイントが還元されます。
これ以外にも楽天市場では様々なキャンペーンを開催しているので、10倍(10%)以上も普通にいけます。
普段のネット通販で10%以上還元率がつけば大きいですよね。
Amazonとの価格比較
しかし皆さんが最も気になるのはAmazonとの比較だと思います。
事実、私も友人に楽天ポイントがお得だと言っても「でも結局Amazonの方が安いんでしょ?」と言われます。
これは部分的には正しく、たしかに商品によってはAmazonの方が安い場合もあります。
しかし商品ごとに比較すると意外に送料を足してもAmazonより1,000円、2,000円安いという場合もあります。
例えばこちらは「ハイセンス 2ドア 冷凍冷蔵庫 120L HR-B12C」です。
Amazonだと価格は22,000円です。
では楽天の価格はと言うと、なんと19,800円です。
さらにポイント還元はこの画像を取得した日だと9倍で1,782ポイントでした!
(画像では1,683ポイントですが、スマホアプリから買うとさらに0.5%プラスになります)
ポイント還元分も考えると22,000円-18,018円=3,982円の差額となります。
あるいは私がいつもプロテインで比べてみると…
Amazonだと価格は5,790円です。
楽天の価格は同じく5,790円ですが、ポイント8倍で455ポイント返ってきます。
5,790-5,335円=455円の差額となります。
意外に楽天市場の方が安い商品が多くありますね。
特に大きな買い物になるほど楽天ポイントの還元額も大きくなるので、よく比較して吟味したいところです。
キャンペーン時には更に安くなる
ここまでは平常時のポイント還元率で価格を比較しました。
平常時8%ポイント還元でも大きいですが、キャンペーン時には更に還元率が高くなります。
例えば5と0のつく日はポイント還元率が+2倍(2%)となります。
また一番大きなイベントとしてはお買い物マラソンがあり、SPU(最大+15倍)と合わせて最大45倍(=45%)というポイント還元が受けられます。
お買い物マラソンでは10店舗で購入すると+10倍となり、それに加えてショップごとに個別に最大+19倍となります。
買いたいものをこのキャンペーン期間に合わせて購入することで、お得にネット通販を楽しむことが出来ます。
大切なのは一つの通販サイトを使い続けるのではなく、商品ごとに比較して安い商品を探すことです。
楽天経済圏で高還元SPUの作り方
SPUの全体的な仕組み
最初にもお伝えしたとおり、SPU(スーパーポイントアップ)とは楽天グループの各サービスを使うことによりポイント獲得率が上がることです。
以下が具体的な対象サービス一覧です。
(2020年7月時点)
しかしSPU達成のために常時、全てのサービスを利用するのはお得とは言えません。
ポイント還元でペイできれば良いですが、そうでなければ取捨選択して使うべきでしょう。
そこで今回は私自身も使っているオススメのSPU対象サービスに絞って紹介します。
私のテーマは「お金はかけずになるべくSPUを上げる」です。
楽天モバイル(+1倍)
楽天モバイルは楽天が提供するMNO(ドコモやauのようなキャリアサービス)です。
【条件】
対象サービスを契約で+1倍
正直メインに使うにはサポートや品質が心もとないのですが、先着300万名対象で月額2,980円が1年間無料というのがあります。
私もこれを使って契約したので、とりあえず1年間は無料です。
無料対象なら1年間は無条件で+1倍ですから、ありがたく契約しましょう。さらに1年経った段階でMNPすれば他キャリアでまたお得に使うことも可能です。
さらに事務手数料3,300円がかかりますが、事務手数料分3,300ポイントとオンライン契約で3,000ポイントが入るのでお得です。
ただし、キャンペーン適用にはRakuten Linkアプリ利用のためにSMS認証が必要となります。
SIMカードだけ注文するにせよ、対応端末を準備するようにしましょう。
端末セットでポイントの還元を受けることもできるので、お得な端末を探すのもよいかと思います。
楽天ひかり(+1倍)
楽天ひかりは楽天の光回線サービスです。光コラボレーションなので、既に光回線を利用中なら工事不要で切り替えられます。
【条件】
対象サービスを契約で+1倍
その時々でキャンペーンが異なりますが、楽天ひかりは3年間と縛りが長い代わりにキャンペーンはかなりお得です。
また楽天ひかりは「IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)」に対応しています。IPv4 over IPv6とはIPv6接続をしながらも従来のIPv4通信も可能な技術です。
この通信技術のメリットは通信速度が安定して出やすいことです。
実際、私も以前は夜間など混み合う時間帯に著しく速度が低下して、動画が止まったりと不便なことがありました。
しかし楽天ひかりに変えてから夜間でも安定して速度が出て動画が止まらないようになりました。
注意点としては無線LANルーターを使う場合、IPv4 over IPv6に対応したルーターが必要です。
楽天ひかりの公式サイトでも対応機種を掲載しているのでチェックしてから買いましょう。
楽天カード(+2倍)
楽天カードは楽天が発行するクレジットカードです。
【条件】
通常カードで+2倍
ゴールド・プレミアムならさらに+2倍
通常カードなら年会費は永年無料なので特に維持費用がかかりません。楽天カード決済で+2倍なのでお得ですね。
ゴールドカード、プレミアムカードならさらに還元率+2倍となりますが、年会費がかかります。
年会費を払ってもなおお得かは、自分が使う額や機能と比較して決めたほうが良いでしょう(ちなみに私はノーマルカードです)
楽天銀行+楽天カード(+1倍)
楽天カードとセットで利用すべきなのが楽天銀行です。
【条件】
楽天銀行で楽天カードの引落をするとポイント+1倍
楽天カードの引き落とし口座にして毎月利用すればそれだけでポイント+1倍です。
楽天でんき(+0.5倍)
楽天でんきは楽天の電力サービスです、と言っても楽天が電力発電をしているわけではありません。
電力自由化の中でサービス部分を提供しているのが楽天なだけで、東京電力が提供している従来の電力と品質は変わりません。
(MVNOや光回線の自由化とイメージは一緒です)
なので工事不要、費用無料でサービスの切り替えができます。
【条件】
加入&利用
実際安くなるのか?については公式サイトでシミュレーションできるのでやってみてください。
私も計算しましたが標準的な一人暮らしなら「まあ同じか安くなるか」くらいでした。
楽天証券(+1倍)
楽天証券では株や投資信託などを購入できます。
【条件】
月1回500円分以上のポイント投資(投資信託)
※楽天ポイントコースへの設定・再設定が必要
投資信託は投資商品なので下がる可能性があることは認識しておきましょう。
私はポイント目的なので毎月1,000円の積立購入にしています。コツコツと長期の貯金のつもりなので、数年後に増えてたら嬉しいなという感じですね。
そしてこの条件の嬉しいところはポイント投資でもOKなところです。つまり貯まった楽天ポイント(期間限定は不可)を投資に使えます。
楽天ポイントを直接現金化する事は出来ませんが、投資信託等の購入は極めて換金性が高いと言えるでしょう。
私は毎月貯まった楽天ポイントを投資に充ててるので、現金を投資信託には一切使っていません。
またもう一点重要なのが購入のタイミングです。購入した日の数日内にSPUに反映されるので、月初に購入すると長くポイントがプラスになります。
逆に月末に購入すると短い期間しかプラスにならないので気をつけましょう。
楽天市場アプリでの買い物(+0.5倍)
楽天市場アプリは楽天の公式アプリです。楽天市場の商品の検索や購入ができます。
【条件】
アプリからの買い物
このアプリを通じて買い物をするだけで+0.5倍です。
逆に言えばアプリを使わずにうっかりパソコンから買い物をしたら適用されません。
購入時は必ず公式アプリから買い物をする癖をつけましょう。
増税・不況をポイントで節約
今回ご紹介したサービス以外にも美容室の楽天ビューティ、電子書籍の楽天Koboなどを利用すれば更に還元率が上がります。
(私自身が使っていないので紹介はしませんでしたが)
大増税、コロナ不況と暗い話題が続く昨今、そんな時代だからこそ節約が必要です。
Amazon等のネット通販を使って「安い」というのは二流です。
一流は10%、20%と圧倒的ポイント還元を極めてこそです。
まあ真の一流は価格を気にせず買い物を出来る人かもしれませんが、それは今後の課題と致しましょう。