日本はとても狭い国なので東京を中心に深刻な駐車場不足となっています。
東京で月極駐車場を借りようものなら5万円以上することも珍しくはありません。
その結果、路上駐車をして1万円以上の罰金を食らう人も少なくありません。
もしあなたが駐車場に使えるようなスペースを持っていれば、月に数万円以上の収入を得ることができるかもしれません。
目次
現代の駐車場不足と高騰する駐車場代

東京では本当に駐車場が高く、上の例のように目黒駅周辺の月極駐車場の相場は税抜価格で3万円~5万円です。田舎だったらこれで広いマンションに住めるくらいの価格ですね。
またタイムパーキングでも1時間1000円、最大料金2500円(10時間)という感じです。
このように東京周辺で駐車場を持つことは大変ですし、とても駐車代金が高いことが分かります。
逆に言えば駐車場スペースを持っていれば高い利用料金を得ることができるということです。
特Pとは?
特P
とは自分の保有する空きスペース・駐車場をインターネットを通じて車を停めたい人に時間貸しできるサービスです。
運営している会社は株式会社アース・カーで、株式会社ISホールディングスの100%出資会社になります。
- 空いている自宅の駐車場
- 持て余している土地
- バイクが置けるようなちょっとしたスペース
といったものがあれば、駐車場として貸し出すことで対価として収益を得ることができます。
しかもこれは駐車場を運営するために投資しようという話ではなく、空いているスペースを活用しようという話なので特にお金がかかることがありません。
特Pの5つの特徴
初期費用・運営費用は0円
駐車場運営というと初期費用が掛かったりメンテナンス費用が掛かるイメージです。
しかし特Pは元々あるスペースを好きな時に貸し出すだけなので、費用が掛かることはありません。
初期費用も運営費用も0円です。
ではどこから特P運営が利益を得ているかというと、売上の一部から手数料を取っています。手数料は確かにイヤではありますが、個人で駐車場運営をするのはかなり難しいのでそこは運営コストとして認める点ですね。
設備のない更地でもOK

駐車場というときちんとアスファルトで舗装していたり機械を設置しているというイメージがあります。
しかし特Pで貸し出す駐車場は上記画像のように更地であったり、舗装されたアスファルトでなくてもそのまま貸し出すことができます。
そのため初期費用は特に必要ありません。
オーナーの都合で自由に貸出できる
普通は駐車場を貸し出そうとしたら24時間365日貸し出す必要があります。
しかしこの特Pは「自分が使わないときだけ貸し出す」というように好きな時に貸し出しを開始・停止することができます。
なんらかの理由で貸し出しを完全にやめたい時も、予約がないうちなら簡単に辞められるので気軽に始められますね。
特P会員同士の貸し借りなので安心感
見知らぬ相手の車を駐車場スペースに止めさせるのはちょっと勇気がいります。
しかし特Pでは利用者側も特Pに会員登録したメンバーなので安心感があります。
また
- 登録に本人名義のクレジットカードが必須
- 対物保険加入車両必須
といった義務を課してるので万が一何かあった際にも安心です。
料金もオーナー側で設定可能
毎年○月○日はイベントがあるので特別料金を設定したい!
そんな時には平日、土曜日、日曜日、祝日、日付といった単位で指定して料金を設定することが出来ます。
ただし、最終的な承認は特P運営が行うので30分で5万といった法外な料金は設定することが出来ません。
基本的には周辺コインパーキング相場より安めの料金を推奨しているようです。
駐車場として貸し出すための条件
特P公式サイト
では以下のチェックポイントで一つでも当てはまれば貸し出せるとしています。
- 平日の時間だけ空いている
- マイカー通勤の合間だけ空いている
- バイクのスペースが空いている
- 出かけるので数時間だけ空いている
- 月極駐車場が空いている
というわけで要はバイク以上の空いてるスペースがあって数時間でも貸し出せる時間があれば、とりあえず条件としてはオッケーという感じですね。
予想収入は公式サイトで
特P公式サイト
で地域を指定することで毎月得られる収益の目安を計算してくれます。
ただし、これは株式会社アース・カーが調査して算定しや予想収入なので、保証された金額ではないことにご注意ください。
想定されるいろいろな利用シーン
特Pに駐車場を登録する上ではいろいろな利用シーンが想定されます。
- 空いている駐車場を貸し出して副収入に
- 契約が決まらない月極駐車場を時間貸しで埋める
- 車を売ったので駐車場として貸し出す
- 持て余してた狭いデッドスペースをバイク駐車場に
- 自宅でなく会社の駐車場を貸し出して収益化
- お店・商業施設の駐車場を貸し出して収益化
このように個人宅の整備された駐車場に限らず、デッドスペースや企業の空いている駐車場を収益化することも出来ます。
ただスペースを持て余しているよりは、月に数千円・数万円でも収益化出来たら嬉しいですよね。
登録方法
特P公式サイトの「試しに駐車場を登録してみる」から登録することが出来ます。
その後、掲載審査を完了することで駐車場貸し出しができるようになります。
この駐車場貸し出しサービスは立地があって成り立つものですし、相手があって成立するサービスでもあります。
そのためアレコレ考えて「成功させるぞ!」と意気込んで登録するのではなく、当たればラッキーで収益化を待つのが正しいでしょう。
新しいモノを生み出すのではなく既存のモノを活かす副業
ブログやクラウドソーシングサービスでの副業は新しいモノを生み出すことで収益が得られるものです。一方でこの特Pは既存のモノである空いているスペースを使って収益が得られるので前者とは正反対の副業になります。
新しいモノを生み出す収益化より既存のモノを使った収益の方がコストが掛からず、収益化も簡単な傾向にあるので持て余しているスペースがある方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
しかしそういう意味ではやはり資本家は強い!という結論になりますね。