イオンの発行するカードサービスには紫色のWAON POINTカード以外に、水色の電子マネーWAONカード、さらにクレジットカードのイオンカードがあります。
そしてポイントサービスもWAONポイント、電子マネーWAON、WAON POINT、ときめきポイントとあります。
この辺の仕組みに関して、かなり複雑難解で私自身も理解するのに苦心しました。
そんなわけで今回はイオンのWAONに関連する各カードのサービス内容と違いを解説していきます。
※2020年4月22日追記
WAON POINTカードは改悪により「現金のみ対象」となり、実質終了に近い形となりました。
ポイントの違いに関しては別途「イオンのときめきポイント・WAONポイント・WAON POINTの違いを解説」という記事を書きましたのでそちらをご覧になってください。
目次
電子マネーWAONカードとWAON POINTカード
上記画像のようにイオンの発行する主要なカードサービスは3つあります。
- 電子マネーWAONカード
- WAON POINTカード
- イオンカード
の3つです。
イオンカードはクレジットカードとWAONが一緒になったものだとなんとなく分かります。
しかし電子マネーWAONカードとWAON POINTカードの2つの違いがイマイチ分かりにくいですよね。
どこから調べて理解すれば良いのかという感じですが、順番に一つ一つ解説していきます。
電子マネーWAONカードとWAON POINTカードの違い
利用目的が違う
水色の電子マネーWAONカードは電子決済用のカードです。ここに電子マネーをチャージすることで、お店で決済することができます。
一方で紫色のWAON POINTカードはあくまでポイントサービス用のカードです。チャージすることはできず、買い物時に提示することでポイントを貯めることができます。また貯まったポイントはお店の決済に使うこともできます。
一見して似ていますが電子マネーWAONカードは決済用、WAON POINTカードはポイントサービスの提示用です。
貯まるポイントが違う
電子マネーWAONカードでは「WAONポイント」が貯まります。ポイントの詳細は上の方で紹介したポイントの違い記事を見て頂ければと思いますが、このWAONポイントはWAONカードに1ポイント=1円でチャージできるポイントです。
一方でWAON POINTカードでは「WAON POINT」が貯まります。WAON POINTは決済に1ポイント=1円で使うことができます。
ただし、WAONポイントに関してはイオングループではWAON POINTが貯まるように切り替わっており、今後はWAON POINTにシフトしていくのではないかと予測しています。
発行手数料が違う
電子マネーWAONカードは発行手数料が300円かかってしまいます。
一方でWAON POINTカードはイオン系列のお店に行けば無料でもらえます。
ただし、一つだけWAONカードを無料で発行する方法があります。それはクレジットカードのイオンカードを発行して利用することです。イオンカードの発行手数料はもちろん無料ですがWAONの機能が付帯しているのです。
電子マネーWAONを利用するのであればイオンカードを利用したほうが還元率でも発行手数料でもお得です。
利用できるお店・加盟店が違う
電子マネーWAONカードは電子決済サービスですが、割と長く提供されているだけに加盟店は多いです。例えばコンビニなら「ミニストップ」「ファミリーマート」「ローソン」「ポプラ」「セイコーマート」といった具合に使えます。
一方でWAON POINTカードはポイントカードサービスであり、後発サービスでもあるので加盟店は少なめです。同じコンビニでも使えるのは現在はミニストップだけのようです。
同じような名称でも使えるお店が違うことに気をつけましょう。
イオンカードとの連携可否
WAON POINTカードはあくまでポイントサービスなのでチャージができません。
電子マネーWAONカードは現金やイオン銀行の口座からのチャージに加えて、イオングループのクレジットカードでチャージができます。
WAONカードで決済をするのであれば、クレジットカードでチャージをして還元率を高めるのが基本です。
お金の流れはイオンカードからWAONカードにチャージして、お店ではWAONカードで決済という流れになります。
WAONカードとWAON POINTカードは結局どっちがお得なの?
ここまでで二つのカードの違いは何となくわかったかと思います。
では結局のところどっちがお得なのか?
結論としては電子マネーWAONカードの方がお得です。WAONカードはsmartWAON登録による0.2%の上乗せがありますし、イオンカードセレクト等との二重還元も可能です。
まあポイントサービスと電子マネーサービスなので同列で比べるのもちょっと違う気もしますが…。
少しでもお得に使いたい人ならWAONカードを使うことをオススメします。
一番お得な組み合わせはイオンカードセレクト+WAONカード
それは上記の通りの組み合わせです。
還元率は
- イオンカードセレクトでオートチャージ:0.5%
- 電子マネーWAON決済:0.5%
- smartWAON登録:0.2%
- 合計:1.2%
となります。
今回でWAON関連ポイントサービスの違いがかなり分かったのではないでしょうか。
イオンカードではWAONへのオートチャージ設定で0.5%還元のついてくるイオンカードセレクトがオススメです。イオンカードの解説についてはこちらの記事を読んでください。
ときめきポイント・WAONポイント・WAON POINTの違いについてはこちらの記事を読んでください。
はじめまして。
電子マネーWAONカードと、WAON POINTカードの違いがいまいち理解できていなかったので、とてもためになりました。ありがとうございます。
ポイントの還元率について質問ですが、イオン以外のクレジットカード(ポイント還元率1%のもの)で支払いをして、WAON POINTカードを出せば1.5%のポイントか付与されるという考えで合っていますか?
どうも遅れましたが、コメントありがとうございます!
その認識は合っております。
が、残念ながらWAON POINTカードは改悪が入り、2020年4月からは現金のみで貯まるようになりました。
実質的にWAON POINTカードは終了ですね…。