ツイッターでYouTubeで新たな規約が更新されたとして
- ドッキリ禁止
- 飲酒喫煙シーンを含む動画禁止
- エロを匂わせる動画禁止
- 危険性ある行為禁止
という旨のツイートがありました。
ご本人も後に補足していますが、これは一律全て禁止だというのは誤った解釈でありデマなのでご注意ください。
目次
18000RTされた元のツイート
YouTubeで新たな規約が更新。
・ドッキリ禁止
・飲酒喫煙シーンを含む動画禁止
・エロを匂わせる動画禁止
・危険性ある行為禁止NHKかよ!!
— TOMOKIN/トモキン大学教授 (@TOMOKIN_Voice) 2019年2月13日
繰り返しになりますがこのツイートだと
- ドッキリ禁止
- 飲酒喫煙シーンを含む動画禁止
- エロを匂わせる動画禁止
- 危険性ある行為禁止
とYouTubeにとても厳しい規制が入るように見えます。
しかしこれは規約更新の原文を読めば分かりますが、拡大解釈されたデマであることが分かります。
そもそもこの変更がまるで2月13日近辺で行われているかのように扱われていますが、変更自体は1月中旬に行われており既に約1ヶ月経っております。
ちなみに前回はこちらの記事で規約の更新について解説しています。
デマとされる表現の解説
ドッキリ禁止
こちらについては前回記事でも解説した通り、あくまで他人に身体的危険を感じさせたり未成年者に精神的苦痛を与えるようなドッキリが禁止となります。
よってドッキリ禁止というのはデマです。
例えば「街のド真ん中で銃乱射のドッキリしてみた!」なんかは典型的な身体的危険があると信じ込ませるイタズラですね。
あるいは「自分の子どもに出ていくように促すドッキリをしてみた」というのも未成年者に精神的苦痛を与えるイタズラに該当します。
友達に「あの子がお前のこと好きって言ってたぞ」というような危険性のないドッキリであればセーフでしょう。
飲酒喫煙シーンを含む動画禁止
- 「深刻な身体的危害あるいは死亡の恐れがある危険行為や違法行為を誘発すること」
- 「所定の商品やサービスを直接販売しようとするコンテンツ、または販売サイトへのリンク経由で間接的に販売しようとするコンテンツ」
という2点について禁止しています。
つまり飲酒・喫煙については「テキーラ10杯一気飲みしてみた」「日本酒一升瓶一気飲みしてみた」という危険行為であったり、「今回ご紹介した○○酒・葉巻きタバコの購入はこちら」といった商品販売リンクへの誘導が禁止されているだけです。
普通に居酒屋で飲みながらトークをしていたり、商品レビューをしている動画なら問題ないと思われます。
エロを匂わせる動画禁止
「匂わせる」の定義がなんとも言えないので明確なことは言えませんが、ヌードや性的なコンテンツを含む動画は間違いなくアウトです。
またサムネイルにそのような表現をすることもアウトでしょう。
ただ匂わせるという言葉に明確な定義も具体性もないためそれ以上はなんとも言えません。
これについてはヌードや性的なコンテンツというページで確認できます。
危険性ある行為禁止
これについては確かに身体的危害のリスクを伴う行動を助長するチャレンジとして禁止されました。
ただ、個人的にはこれは仕方のないことだと思います。
アメリカでは10代の若者がYouTuberをマネして「Tide Podチャレンジ」と題して液体洗剤の入ったカプセルを食べる動画が流行して社会問題となりました。
当然ながら洗剤を食べることは身体的危害が起こりえます。
社会問題となったこうした動画を認めるか・認めないかといえば、禁止せざるを得ないのではないでしょうか。
必ず公式発表を見てから判断しましょう
ツイッターは280文字という少ない文字数なので簡潔・スピーディーに出来事を理解できるのがメリットです。
その反面、その内容を詳しく読み解かないと誤った解釈をしてモノゴトを批判してしまいがちです。
「危険性ある行為禁止」と言われるとYouTubeがつまらなくなりそうですが「液体洗剤を飲むような危険な動画は禁止」と言われたら納得しますよね。
今後、規約はさらに厳しくなっていくことが予想されますが、まだまだ過激なYouTuber以外には優しい規約なんじゃないかと思っています。