YouTubeの文字だけ動画(テキストスクロール・自動音声等)の広告・収益化状況についに変化が現れました。
「やはり」ですが意外にも速いYouTube運営の対応でした。
目次
YouTubeの文字だけ動画とは?
YouTube文字だけ動画とは芸能人や漫画の写真やイラストと文字だけがスライドしていく動画です。
動画としての要素はほぼ無く、テキストニュースを10分以上かけて流しているだけに過ぎません。
しかし多くの人に検索されて論争となるようなテーマであることから、労せずして数百万再生を量産できる金のなる木のような存在でした。
タモリさんの「ガキが…舐めてると潰すぞ」や故・手塚先生の「尾田くん…見損なったぞ」というセリフ(捏造)は大きな話題となりました。
動画検索をしていてこの手の動画が出てくると思わず舌打ちをしていましたが、この文字だけ動画の天下に変化が現れてきました。
(文字だけ動画の詳細はこちらの記事を読んでください)
突然多くの文字だけ動画の収益化が停止される
大手サムネ動画チャンネルnami Channelが停止
nami Channelは文字だけ動画の中ではかなりの大手チャンネルでした。
ヒカキンさんの「おい、エイジ・・・」のサムネもこの方です。
しかし現在チャンネルを見てみるとすべての動画が非公開で見れなくなっています。
累計再生回数は約2,700万再生ということでおそらく300万円から400万円くらいは稼いだのではないでしょうか。
しかしおそらく当人もいつかは収益化停止が来ることは分かっていて、短期間にいかに稼げるかを狙っていたのではないでしょうか。
コタツ研究所のゆっくり解説動画の収益化も停止
コタツ研究所のゆっくり解説動画はテキストをソフトウェアで音声再生させていろいろな科学分野を解説するという動画です。
くくりとしては文字だけ動画にはなりますが、ニュースをテキストで流すだけではなくおそらく持ち前の知識などを活かして、どうしたら伝わるかを考えて構成から作っていたと思います。
しかしそれでも無情にもYouTubeに収益化を停止されて30日間は再審査待ちをしなければなりません。
このように文字だけ動画(テキスト中心のスライド動画)は是非・方向性の違いはあるにせよかなり広い範囲で収益化の停止をくらっているようです。
ではなにが理由でこういったコンテンツは収益化停止をくらったのでしょうか?
停止理由は繰り返しの多いコンテンツ
コタツ研究所の記事によると「繰り返しの多いコンテンツ(教育的または他の価値のない視聴回数を増やすだけが目的の大量生産コンテンツ)」がチャンネルの収益化が停止された理由とのことです。
4/11深夜1時、メールチェックしていると、YouTubeよりメールが。。。「スーパーチャットを無効にしました。」の連絡でした。以前から、色々なチャンネルが収益化停止されているとの噂は聞いていたので、嫌な予感がするなーと思い、自分のチャンネルを開いてみると。。。
やっぱり来てたー!!収益化対象外であるとの連絡。内容を読んでみると、
先ほど取り上げた、「YouTubeパートナープログラムのポリシー」に本チャンネルが準拠していないため、収益化を停止したとのこと。
では、ポリシーのどこに違反してたの?の回答に関しては、教育的または他の価値のない視聴回数を増やすだけが目的の大量生産コンテンツ
に本チャンネルが抵触しているとのこと。
引用元:ゆっくり解説が収益化停止されたので、Youtubeに問い合わせてみた まとめ&今後の方針
http://megagorilla.jp/2019/04/13/%E3%82%86%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%8A%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%81%8C%E5%8F%8E%E7%9B%8A%E5%8C%96%E5%81%9C%E6%AD%A2%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%80%81youtube%E3%81%AB%E5%95%8F%E3%81%84/
ということである日突然、YouTubeパートナープログラムのポリシーに準拠していないため収益化を停止したという青ざめる出来事になってしまったそうです。
では繰り返しの多いコンテンツとは何か?YouTubeのコンテンツの品質に関するガイドラインでは以下のように定められています。
繰り返しの多いコンテンツ。教育的または他の価値もない視聴回数を増やすだけが目的の大量生産コンテンツ。以下のようなコンテンツが該当します。
- 第三者のコンテンツを合成音声が読み上げたもの、または意味を成さないコンテンツ
- チャンネル内の動画に最小限の変更を加えて生成されたコンテンツ
- 教育的な価値、解説、ナレーションが加えられておらず、ただ繰り返されるか漫然として意味のないもの
- 大量生産されているか、またはプログラムによって生成されたコンテンツ
- ナレーション、解説、教育的価値が最小限またはまったくない画像スライドショーやスクロール テキスト
引用元:YouTube パートナー プログラムのポリシー
https://support.google.com/youtube/answer/1311392?hl=ja
確かにガイドラインに当てはめて考えると多くのチャンネルが停止される理由として当てはまりそうです。
しかし合成音声やスクロールテキストを使っていれば絶対アウトか?と言えばそうは言いきれません。
YouTubeの判断は割とガバガバなこともあるので、停止されたら30日後に再審査をやるだけやってみるのが良いでしょう。
永遠に美味しい稼ぎはない
前回からわずか3ヶ月で文字だけ動画を取り巻く状況は大きく変わりました。
このことは最近YouTubeがガイドラインを改定しまくっていることからある程度は予測できたことです。
重要なのは永遠に続く美味しい稼ぎはないということです。
例えば今第一線で活躍しているYouTuberはもう一生安泰か?といえばそんなことはありません。
極論を言えばYouTuberが頑張っていてもYouTubeが潰れたら多くの人は収益が一気になくなるでしょう。
短期で稼ぐべきものは短期集中で、長期で稼ぐべきものは長い目で見て育てて、そしてそれらを複数並行して取り組むことがポイントです。
当サイトではYouTubeでのガイドライン改定やブログでの収益化など多くのネット労働をテーマにした記事を書いているのでよければ参考にしてみてください。