みなさんはYouTuberの動画を見るでしょうか?
聞いておいてなんですが私はほとんど見ません。
しかしそんな私でもよく見るYouTuberさんがいます。それはあのお笑い芸人のヒロシさんです。
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一応知らない方のためにヒロシさんを説明すると…
ヒロシです…というフレーズとともに日常的なあるある自虐ネタを言う物静かな芸風で今より10年ちょっと前の2005年前後にブレイクしました。
最高月収は4,000万円というまさしくブームの絶頂を経験しながらも、その後は数年でテレビ舞台から姿を消してしまいました。
「単にブームが去っただけなのでは?」という意見もあるかと思いますが、実はヒロシさんの性格自体にも原因がありました。
それは「極度の人見知り」や「コミュニケーションが苦手」という人の本質的な部分にあり、お笑い芸人としてブレイクした後もその本質は変わりませんでした。そのため誤解の積み重ねからテレビ局の人間からも嫌われて、テレビに出ることが嫌になり、パニック障害を患い薬物治療を受けるまでになりました。
YouTuberヒロシさんの「ヒロシちゃんねる」
その後はほとんど表舞台から姿を消したヒロシさんでしたが、最近になってYouTuberとして活躍していたことをご存知でしょうか。
YouTubeでは「ヒロシちゃんねる」として活動し、キャンプ・アウトドアの動画を中心に投稿しています。今ではチャンネル登録者数が28万人(2018年12月3日現在)にもなっています。
お笑い芸人仲間と仲良くワイワイやっている動画は楽しそうですね。
ヒロシさんはキャンプを通じてバイきんぐの西村さん、ウエストランドの河本さん、既に解散したお笑いコンビムートンの島田さんなどの損得抜きに遊べる仲間が出来たと語っています。
またソロキャンプで一人で楽しむ動画もまた落ち着た雰囲気でありながら楽しそうです。
動画を見てもらえば分かりますが、芸能人がやっているから人気が出たわけではなく、装備も取り組み方も真剣でキャンプが本当に好きなことが伝わってきます。
コメントを見ると「チャンネルをフォローしてからあのヒロシさんだと知りました」という書き込みもチラホラと見られます。
動画にはなぜか落ち着いて見れるリラックス効果があるように思えるのですが、キャンプに付きものの火・炎には癒やし効果があると言われているので疲れがちな現代人にはうってつけの動画なのかもしれません。
少し前ならありえない器用に生きられない人の生き方
このYouTuberとしての活動が話題を呼んでアメトーークの「キャンプたのしい芸人」やBS-TBS「ヒロシのぼっちキャンプ」などキャンプをきっかけにテレビ番組にも復帰しはじめました。
しかし実はこれはとてもすごいことだと思いませんか?
一昔前だったら芸人が一度凋落したら、再び芸人として活動するには芸人として地道にまた積み重ねてブレイクするしか選択肢がありませんでした。
(あるいは飲食店を開業して失敗するか…まあヒロシさんは飲食店もやってますが)
それは猿岩石だった有吉然り、全国のイオンを行脚したDA PUMP然りそうでしょう。それが現代ではYouTuberとして好きなキャンプを続けることで、その好きなキャンプをメディアでの仕事にできたのです。
私も初めての人とはコミュニケーションは取れる方ですが、頑固なところがあって割と器用に生きられない方だったりします。仮想通貨全盛期にはいろんな誘い・誘惑もありましたがブログやツイッターを見てくれる人にウソはつきたくないと「断固NO」を貫いてきました。
その選択に後悔はないですし間違っていたとも思いませんが、その頑固さがなければお金的な面では今もずっと楽だったかもしれませんね。
好きなことをとことん追求すれば結果がついてくる
ちょっと無責任かもしれないですが、好きなことや頑張りたいことをとことん追求すれば結果はついてくるんじゃないかと思います。
ヒロシちゃんねるの動画も最初の頃と現在とでは
- 一眼レフの購入
- 撮影スキルの向上
- 構成・編集スキルの向上
- キャンプグッズ購入と使いこなし
といったことが素人目でもよく分かり、クオリティが大きく上がったことが分かります。
もちろん芸能人というネームバリューがあって成功したということもありますが、好きなことをとことん追求したからこそ成功した面もあると思います。
もしあなたに「こだわりすぎるこだわり」があるのならば、それはネットで生きるための成功要素かもしれないとヒロシちゃんねるを見て感じました。
11月のブログ更新記事数…117記事
遊びに行った日数…1日(趣味追求を兼ねて一人でイベントに)
休みの日…1日中ずっと座ってブログ更新
そういえば休みの日に立つのはトイレと風呂と買い物くらい…最近お尻が痛いのはそのせいかもしれない。
ヒロシさんの熱い書籍
ヒロシさんはいくつか書籍を書いていますが、お笑い芸人とは思えないかなり独特な雰囲気の本です。
そんなヒロシさんの書籍から2冊を紹介したいと思います。
ネガティブに生きる。~ヒロシの自虐的幸福論
この本は自虐的幸福論というタイトルからある通り、自虐的な内容が連なる本です。目次を見るとその事がわかります。
1章 劣等感との付き合い方
――ヒロシです。芸能の神様のお守りを5個も持っていますが、ごらんのとおりです。
2章 モテない男の恋愛論
――ヒロシです。告白してないのにふられました。
3章 働くのがいやな人へ
――ヒロシです。7つも下の人に「ため口でいいよ」と言われました。
4章 がんばれないときもある
――ヒロシです。見知らぬホームレスのおじさんに「俺の若い頃にそっくりだ」と言われました。
5章 ネガティブでもいい
――ヒロシです。テレビ局で会う人から二度見されました。
しかし私も割と根本的にはネガティブな人間なんですが、ネガティブな人間こそ読むと気持ちが楽になって元気が出る本です。
もしあなたがネガティブな人間なら一度読んでみることをオススメします。
そしてヒロシさんという人間が何を考えて生きているのかがちょっと分かる気がします。
働き方1.9 君も好きなことだけして生きていける
こちらは2018年12月5日発売の新書です。「好きなことだけで生きていく」というフレーズはどこかで聞いたことがありますが、内容紹介を見ると私としては必読だなという内容です。
「ヒロシです」で一世を風靡した芸人・ヒロシがYouTuberになっていた。お笑いネタは一切流さず、ひとりでキャンプする様子を黙々とアップするだけ。そんな地味な動画なのに登録者数は増え続けて20万人を突破。尖った才能がなくても、人脈がなくても、ただ好きなことだけして生きていく。大手プロダクションを辞め、大金も手放し、自殺寸前まで追い込まれたヒロシがたどりついた、新しい生き方。それが働き方1.9。
「YouTuberとして好きなことだけして生きていける」ということにフォーカスして「働き方1.9」として書かれているようです。
まさしく今回紹介した「少し前ならありえない器用に生きられない人の生き方」ではないでしょうか。
「働き方1.9」は私の目指す生き方でもあるので、絶対読んでこのブログでもレビューしたいと思います。
しかし本当にこうして見ると…ヒロシさんは他人に思えない性格してるなあw
(失礼かもしれませんが)私も今は愚直にブログに取り組んでますが、なかなか器用に生きられなくて、思い悩んだ時期があったりもしました。
ヒロシさんはそんな私の「生き方1.9」なのかもしれません。
※2018年12月11日追記
早速発売日に購入して読み終えたのでレビュー記事を書きました。