乗換案内は東京では超必須の便利なナビアプリです。
使ってない人のほうが少ないんじゃないかというくらいの便利さですが、稀に「ちゃんと案内に従ったのに乗り換えできなかった」ということはないでしょうか?
今回はその原因と事象を防ぐための設定方法を紹介します。
目次
乗換案内アプリについて
このアプリについて知らない人はいないと思いますが…私が使っているのはYahoo!乗換案内アプリです。iOSでもAndroidでも使えるスマホアプリでとても便利ですね。
電車の乗り換え検索であれば無料で使っても不便しません。
ちゃんと案内に従ったのに乗り換えできなかったはなぜ起こる?
乗り換え時間の不足
案内に従ったのに乗り換えができない原因は単純な「遅延」を除けば「乗り換え時間の不足」が多いでしょう。
「それなら間に合わなかった自分が悪いのでは?」と思うかもしれませんが、どうあがいても間に合わない乗り換えもあります。
それは「1分差の対面乗り換え(ホーム向かいの乗り換え)」です。
1分差の対面乗り換え
1分差の対面乗り換えを図にすると上記のイメージです。
電車Aに乗って着いた駅のホームの向かいに1分後に来る電車Bに乗り換える…これが1分差の対面乗り換えです。
一見して「駅の向かいのホームで乗り換えるだけなら1分あれば余裕で間に合うんじゃないか?」と思いますよね。私もそう思ってました。
しかしある路線の1分差の対面乗り換えが出来なかったことでこのケースに気づきました。
代々木上原駅の小田急小田原線から東京メトロ千代田線の乗り換え
具体的な例でいうと代々木上原駅の小田急小田原線・新宿方面から東京メトロ千代田線我孫子・綾瀬方面への乗り換えです。
例えばこの乗り換えを見てください。
15時23分着で同じホーム乗り換えで15時24分発となっています。しかし現実にはこの乗り換えが出来ない時があるのです。
原因は23分着としながら実際には24分着となり、目の前で乗り換える予定の電車が発車してしまうのです。あと30秒待ってくれれば乗り換えられるのに…。
これが2分、3分の待ち時間なら間に合うのでしょうが、1分だと間に合わない場合が多いです。
本当にこの1分の対面乗り換えを逃したことで何回冷や汗をかいたことか…。
1分の対面乗り換え事故を防ぐための設定
ではどうすればこの1分の対面乗り換えを防ぐことができるのか?
検索画面の左下に「乗り換え時間の設定画面」に行くためのアイコンがあるのでこれを押します。
乗り換え時間の設定が「急いで」「少し急いで」「少しゆっくり」「ゆっくり」の四段階があります。
少しゆっくりは「案内表示がないと迷う可能性がある」、ゆっくりは「きっぷ購入やベビーカーを利用する」とあります。俺はベビーカーもきっぷも使わないよ!という方でも「ゆっくり」を選びましょう。
すると先程の1分差乗り換えはどうなるのか?
このように23分着、29分発となりました。これで乗れない電車を案内されることなく計算してくれます。
このケースだと到着時刻は5分しか変わらないのでいいですが、もし15分おきだったり乗り換えが複数回あったら30分・1時間と予定より遅れてしまいます。
というか私は仕事の移動でこの洗礼を受けました。乗換案内の言うとおりにしたのに…。
メリットと注意点
この乗り換え時間をゆっくりにするメリットは1分乗り換えによる失敗を防げるのと同時に、予定より早く目的地につける可能性があることです。例えば乗り換え時間が10分で見積もっていたのが5分で乗り換えられたら、その分目的につくのが早くなりますよね。
一方で注意点もあります。それはゆっくり検索の時間より駅のホームに早く着いても、目の前にある電車に乗ってよいのか分からず「早くつける電車を見送ってしまうことがある」ということです。
よくあるのが目の前の快速に乗れば座って一本で行けるに見送って、後から来る混雑してる急行に乗って途中で快速に乗り換えるという非効率的な行き方です。
1分差乗り換えだけNGという設定ができればこんなことも起きないんですが、残念ながらゆっくり乗り換え以外では全て1分差乗り換えが有効になってしまいます。これを防ぐには早く乗り換えられそうなら都度、その駅で検索し直すのが必要となります。