いまだに改札付近で見る光景で驚くことがあります。
それは「Suicaの残高が足りなかった!ちょっと券売機でチャージするから待ってて!」というものです。
毎日通勤等で電車に乗る人も多いと思いますが実はこれはとんでもなく損をしています。
今回はなぜこれが損しているのか?そして首都圏で電車に乗るなら必須のビックカメラSuicaカードを紹介したいと思います。
目次
なぜ券売機でチャージは損するのか?
Suicaを券売機でチャージする際は多くの人が現金でチャージしていると思います。しかし現金チャージはいくらチャージをしてもポイントが一切つかないので一番損をしているのです。
「クレジットカードは使わない主義」というならまだ理解できますが、なんとなく現金チャージをしている人はもったいなさすぎます。
そのためチャージをする際にはクレジットカードを使いたいところですが、首都圏で電車を使うならポイントが貯まって便利なビックカメラSuicaカード一択です!
ビックカメラSuicaカードの概要
基本スペック:対応ブランド・年会費や入会費
国際ブランド:VISA,JCB
入会費:無料
年会費:477円(税抜)
(初年度無料、2年目以降も前年1回でも利用が確認できれば無料)
支払い方法:1回、ボーナス一括、分割、ボーナス併用、リボ
付帯機能:Suica、JRE POINT
保険:旅行傷害保険(国内/海外)
その他:ETC申し込み可(別途年会費)
年会費が477円(税抜)となっていますが、初年度無料・前年1回でも利用していれば無料になるので、電車に乗ったり買い物をする人ならだいたい無料になると考えて良いでしょう。
ポイント還元率
通常のクレジットカード加盟店では1000円(税込)につき
- 「ビックポイント 5ポイント」
- 「JRE POINT 5ポイント」
- 合計:10ポイント(1%)
が貯まります。
1ポイント=1円相当なので還元率が実質1%ですね。
1%ならまあまあってところ?安心してください。ビックカメラの買い物とオートチャージならさらに貯まります!詳しくは次の特徴・メリットの項目で解説します。
PASMOエリアにも対応
ビックカメラSuicaカードはJRだけでなくPASMOにも対応しています。
東京メトロを中心とした私鉄が発行・運営しているのがPASMOです。
どちらにも対応しているので首都圏はビックカメラSuicaカード1枚でカバーできますね。
ビックカメラSuicaカードの特徴・メリット
定期券購入やチャージの際にはポイント3倍!
先ほど通常のポイント還元率は1%(0.5%+0.5%)であると説明しました。
しかし定期券購入・チャージの際はポイントは1.5%貯まります!
通常ポイント:1000円につき10ポイント=1%
定期券購入・チャージ:1000円につき15ポイント=1.5%
首都圏では移動する際に電車にのるのが当たり前です。
ここで一つ例として計算してみましょう。練馬駅に住んでる人が渋谷駅に通勤する例だとします。定期券購入で6ヶ月73,400円なので1年では146,800円になります。
この場合、1000円ごとに1.5%なので約2190円分のポイントが貯まることになります(細かい数字は切り捨てて考えてます)
これはあくまで会社出勤の数字だけなので、この他にも旅行したり買い物をしたりすればさらにポイントが貯まっていきます。
コツコツ使うことで私も気づいたらこのようにポイントが多く貯まっていました。
気づいたら5800円分のお小遣いがあるというのは嬉しいですね!
毎回交通費を現金でチャージすることがいかに損していたかが分かると思います。
ビックカメラの買い物でカードでも最大11.5%のポイントが貯まる!
通販サイトのビックカメラ.comはお得ですし、主要都市の駅にあるビックカメラの店舗で買い物をするという人もいると思います。
私は基本的に通販派ではありますが、カメラ関係やパソコン機器関係は実物を見て判断したいので店舗で買うことも結構あります。
しかし実は店舗での買い物は決済方法によってポイント還元率(付与率)が異なるのをご存知でしょうか。その還元率が以下の通りになっています。
実は10%ポイント還元の恩恵が受けられるのは
- 「現金払い」
- 「ビックカメラグループのクレジットカード」
- 「キャッシュカード」
- 「商品券・ギフトカード」
- 「代金着払い」
- 「電子マネー・モバイル決済」
の6つで、クレジットカードでは「ビックカメラグループ限定」なんです。
「通常のクレジットカード」では8%で、その他最近話題になった「PayPay等のバーコード・QR決済」「電子マネー、ギフトカード」「ショッピングローン」でも8%です。
そしてこれを利用すれば最大11.5%の還元が可能であることが分かります。
その方法とは…
- Suicaにチャージして1.5%還元
- チャージしたSuicaで支払って10%還元
- 合計11.5%還元!
というものです。
仮に2万円の商品を買ったら最大2300円分のポイントが還元されます!
「ポイントサービスなんて大してたまらない」なんて加入せず買い物している方はいませんでしたか?
店舗・商品によって還元率は異なる場合がありますが、家電製品やカメラなどは基本的に10%で酒類などは低くなってます。
モバイルSuicaの年会費1030円(税込)が当面無料!
ビックカメラSuicaカードを使ってなくても利用している人の多いモバイルSuicaですが、年会費1,030円がかかります。
しかしビューカードのブランドカードで登録した場合にはこの年会費が当面無料です!
将来は年会費がかかるのかは定かではありませんが、毎年1030円の費用が無くなるだけでも嬉しいですね。
※2019年18日追記
JR東日本より2020年2月26日からモバイルSuicaの年会費1,030円を無料にすると発表がありました。これでVIEWカード以外のカードを利用しても年会費は無料となります。
WEB明細ポイントサービスで年間600ポイント!
利用料金の確認を明細書発行による紙の郵送を止めて、スマホやパソコンで確認できるWeb明細ポイントサービスの利用に切り替えると、明細書発行のたびにポイントが50ポイント貯まります。
何もしなくても年間最大600ポイント(600円分)貯まるので美味しいですね。本来なら約6万円弱の利用がなければ貯まらないポイントです。
ちなみに会員誌である「VIEW’s news」はスマホ・パソコンでもちゃんと確認できます。
Suicaとして機能!改札も自販機も買い物もこれ一つ!
お得なのは良いけど利便性や使い勝手はどうなのか?という疑問があると思います。
もちろんSuicaですから利便性は最高です。
改札口を通るときも、自販機でジュースを買いたい時も、ビックカメラや松屋で支払いをする時もこれ1枚でOKです。
しかし私のオススメはモバイルSuicaとしてさらにスマホ一台で完結させることです。
今までは改札を通るたびにSuicaの入ったケースを取り出してタッチしたり、分厚いスマホケースの中にSuicaを入れていた方も、モバイルSuicaアプリを導入すればスマホを手に持ったまま一瞬で通ることが出来ます。
興味のある方は下の方のモバイルSuicaの項目を読んでみてくださいね。
Suicaの使えるお店・加盟店
ビックカメラSuicaカードはクレジットカードとしての側面がありますが、Suicaとしての側面もあります。
Suica決済の使えるお店はかなり豊富にあります。
紹介しきれませんが私が日常でよく使っているメジャーな加盟店を中心に紹介します。
以下のサービスで現金で購入している方がいたら、ポイントが貯まる機会をのがしてるのでとてももったいないことです。
コンビニエンスストア
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- ローソン
- ミニストップ
- デイリーヤマザキ
- キオスク
- ニューデイズ
- セイコーマート
一通りメジャーな店舗は対応していますね。
北海道で創業して顧客満足度の高いセイコーマートも対応しているのは良いですね。北海道旅行したときには役立ちそうです。
スーパー・ショッピングセンター
- イオン
- イトーヨーカドー
- サミット
- Ario
- ランドマークプラザ
- 三井ショッピングパーク
- ドン・キホーテ
- 肉のハナマサ
- まいばすけっと
肉のハナマサが対応しているのが意外でした。
主要スーパーは多く対応していますね。
駅ビル
- atre
- ecute
- LUMINE
- GRAND ROOF
- GRANSTA
atreやecuteなど流石に駅ビルは多く対応。
都心だけでなく地方の駅ビルでも多く対応しているので旅行した際にも使えそうですね。
グルメ・フード・飲食店
- いきなりステーキ
- ステーキのどん
- ステーキ宮
- ガスト
- ジョナサン
- バ~ミヤン
- PRONTO
- かっぱ寿司
- ケンタッキーフライドチキン
- CoCo壱番屋
- コメダ珈琲店
- ドトールコーヒー
- タリーズコーヒー
- BECK’S COFFEE SHOP
- 松屋
- 吉野家
- マクドナルド
- モスバーガー
- ミスタードーナツ
私はいつも松屋ではSuicaで支払ってます。
細々とした外食の食費も積み重ねで多くのポイントが貯まります。ニコニコ現金払いは資金繰りが大変そうな個人店くらいにしておきましょう。
日用品・ライフスタイル
- welcia
- ツルハドラッグ
- マツモトキヨシ
- BOOK-OFF
- 紀伊國屋書店
- ビックカメラ
- ソフマップ
- ヨドバシカメラ
ビックカメラだけでなく本屋、ドラッグストアでもSuicaは使えます。
書店で本を現金で買う人も結構多いですが、多く読む人ならポイントだけで年間で何冊か買えそうですね。
アミューズメント
- カラオケ館
- カラオケ時遊館
- 快活CLUB
飲み会の二次会、三次会等でカラオケ館に行くことも少なくありません。
もし幹事になったら10人など多人数の料金を取りまとめることもあります。その時にSuicaで決済すれば貯まるポイントは嬉しいことになりますね。
その他・駐車場等
- Times(駐車場)
- ジェクサー(フィットネスクラブ)
コインパーキングの駐車料金を支払う時に現金を使う人も多く見られますね。
そんな時もSuicaで決済すればお得になります。
ここまで多くのSuicaに対応している紹介してきましたが、この中で現金で決済していたというサービスも多くあったのではないでしょうか?
そういったサービスを電子マネー・クレジットカードで決済することで年間数万円以上を還元させることも可能です。
貯めたポイントを使う・換金する
貯めたポイント(JREポイント)の有効活用がなんといっても大切です。いろいろな商品と交換することができるので詳しくはJRE POINT公式サイトを見て頂ければと思いますが、ここではオススメの使いみちを3つご紹介します。
もちろんJREポイントだけでなくビックポイントも貯まっているので忘れずに使いましょうね。
Suicaにチャージする
貯めたポイントはJREポイントは1ポイント=1円でSuicaにチャージ可能です。
Suicaで貯めたポイントをまたSuicaで使うというのはお得ですね。交通費にもお買い物にも使えます。
ビックポイントに交換
JREポイントはビックカメラSuicaカード限定でビックポイントにも交換できます。
各種商品に交換
JRE POINTはグルメ、ドリンク、お酒、商品、ファッション、商品券といったものに交換できます。
ただし!買いに行くのが面倒だったりしたらここで商品現物と交換することも否定はしません。
しかし、基本的に商品現物との交換レートはあまり良くはありません。例えばお酒だったら他のネット通販より10%~20%くらい高いかなあ…という感じです。
それであれば全額Suicaにチャージして、お酒も売っているビックカメラやヨドバシカメラに買いに行ったほうがよりお得に買えますよ。
ビックカメラSuicaカードに申し込む
ビックカメラSuicaカードは公式サイトから申し込むことが出来ます。
その時々で入会キャンペーンを行っていたりするので、お得に申し込みましょう。
モバイルSuicaを使おう!
せっかくビックカメラSuicaカードを申し込んだのならモバイルSuicaを利用したい…というか必須だと思っています。
モバイルSuicaのメリットとしては
- スマホでいつでもどこでもチャージできる
- オートチャージの設定も簡単
- 新幹線の予約も利用もチケットレス
- グリーン券も買える
- お買い物・決済もスマホをかざすだけ
といったことがあります。
あらゆる事がスマホ一台で完結するのが良いですね。
私もオートチャージは2000円以下になったら3000円チャージといったように設定しているので、もうしばらく券売機を使った記憶がありません。
さらに新幹線も年末年始・お盆といった機会によく乗る方もいると思いますが、買うために駅の窓口の長い列に並んで買うのは本当に苦痛ですよね。そのために発車時刻の1時間以上前に行くという人もいるかと思います。しかし事前に予約・購入しておくことでこの面倒な手続きが省略できます。
詳しいインストール方法や操作方法はモバイルSuica公式サイトを見ながら進めてください。
※モバイルSuica特急券はえきねっとへの統合により廃止される予定です。
そしてモバイルSuicaでは新たにタッチでGo!新幹線というサービスもスタートしました。
「タッチでGo!新幹線」でタッチするだけで新幹線に乗れる!
今までは新幹線に乗るには長い列に並んで買ったり、予約サイトで買ったりということでなかなかシームレスに改札口をくぐることが出来ませんでした。
しかし現在は「タッチでGo!新幹線」というサービスならチケットレスで
- 初回だけ券売機で利用登録
- 十分な金額をチャージ
- タッチで新幹線に乗れる!
と簡単な登録でチケットレス・タッチで新幹線に乗れるようになります。
しかもその金額は当面の間「所定の運賃+自由席特急料金」以下でお得に利用できます。
さてここでまた勘の良い方はお気づきかと思いますが、新幹線の料金を今までは現金で買っている人も多かったのではないでしょうか?
およそ往復1万円前後をチャージして乗れるということは、その分もまたポイントとして還元できるのです!
現金からオールキャッシュレスに切り替えよう!
今回もかなりのボリュームでお伝えしましたが、あらゆるキャッシュレス決済サービスに共通して言えることは「オールキャッシュレス」という考え方です。
全ての費用をキャッシュレスにすることで、快適でお得な生活に近づくことが出来ます。
例えば年間300万円をキャッシュレスにすれば、数万円以上を節約できます。
PayPayやLINE Payのような20%還元を利用すれば10万円以上お得にできるかも知れません。
今後到来するキャッシュレス時代に備えて、このブログでも引き続き情報をお届けするのでよろしくお願いします。