一般企業・ベンチャー企業では「Slack」が人気です。
仮想通貨コミュニティでは「Telegram」が人気です。
SKYPE…そんなのもありましたね。
私はDiscordをイチオシします。
今回はDiscordが特にゲーマーにとってコミュニケーションツールとしていかに優れているかを説明します。
目次
Discordとは?サービス概要
Discordは柔軟なコミュニティ管理ができるボイス&テキストチャットアプリです。パソコン・スマホに対応しておりブラウザ版もあります。
元々ゲーマー向けではありましたが今では仮想通貨のコミュニティなどジャンルを問わず使われています。
TelegramはDiscordに比べるととてもシンプルな印象でチャットの機能に特化しています。多くの人に一斉にファイル送信やメッセージを告知したい場合にはこちらのほうが向いてるでしょう。残念ながら日本語化はされていません。
Slackはビジネス・仕事でよく使われています。
チーム・1対1のどちらでもスムーズにメッセージ・通話のコミュニケーションが可能で、他の業務アプリケーションとの連携もできます。プロジェクトごとにプロフィールを分けて入室できるのも良いですね。日本語化もされてます。
Discordはこれらのアプリケーションと比べるとゲームコミュニケーションやプライベートなどフランクな距離でユーザーと接するのに向いてるコミュニケーションツールでしょう。
SKYPEとの比較
最初にSKYPEが出てきたときは無料で通話ができる革命的なツールでした。
しかし、現状では1対1でのコミュニケーションしかしないという方でなければDiscordの方が優れていると言えるでしょう。
その理由はSKYPEが相手ごとに会話(部屋)を作るのに対して、Discordはサーバー・チャンネルで対応できるためです。
例えば下記5パターンの会話・グループをつくりたいとします。
- 自分-A の1対1
- 自分-B の1対1
- 自分-C の1対1
- 自分・A・B のグループ
- 自分・A・B・C のグループ
それぞれをSKYPEでつくった場合とDiscordでつくった場合が下記のイメージです。
左がSKYPEでつくった場合です。SKYPEでは人ごと・グループごとに参加する人を選ぶ必要があるため、会話欄が増えて収集がつかなくなってしまいがちです。
右がDiscordです。Discordは1対1の会話は全てDMという形で集約されます。そしてグループ会話はサーバー・チャンネルで対応できます。上の例では1つのサーバーに「自分・A・B・C」というチャンネルと「自分・A・B」という鍵付きチャンネルをつくりました。
これによってDiscordでは柔軟にコミュニティチャンネルをつくることが可能です。
例えば下記は仮想通貨コミュニティのサーバーで、スポーツに関するチャンネルです。
SKYPEなら10個のグループをつくって、参加したい人がいたらそのたびに招待して追加という作業が必要です。
Discordならサーバー管理人がチャンネルを建てるだけで入りたい人が随時入るだけです。
他にも鉄道ファンというサーバーの中で撮り鉄・乗り鉄・イラストというチャンネルをつくったり色々な活用法が考えられますね。
Discordの詳細機能・解説
ユーザー権限の設定
Discordではユーザーごとに柔軟に権限を設定することができます。
上の例では通常ユーザー以外に運営スタッフ、開発者、アドバイザーという権限を設定しています。これによって不特定多数が参加しても運営を見分けられたり、24時間管理者がいなくても複数ユーザーに運営を任せることができます。
もちろん権限ごとに鍵付きチャンネル参加の可否、投稿削除の可否、チャンネル作成の可否など細かく設定できます。
チャンネルに鍵をかける
Discordではチャンネルに鍵をかけることができます。
上のイメージではgeneral-voice(一般通話)だけ全員に開放して、他のボイスチャンネルに鍵をかけています。これによって「開発者だけ」や「管理者だけ」といったユーザーの権限に合わせたチャンネル開放ができます。
ボイスチャンネルの作成
SKYPEではグループでの通話はそのたびに「通話を発信する」「通話を切る」という作業が必要で、通話を発信した人(ホスト)が通話を切る場合にはそのたびに違うホストがかけ直すという作業も必要でした。
おまけに通話に出られなくても不在着信がそのたびに鳴るのでとても煩わしかったです(ある意味懐かしい)
しかしDiscordではボイスチャンネルをつくれば参加したい人が参加し、抜けたいときはその人が抜けるだけでOKです。
下記イメージではカテゴリごとにボイスチャンネルをつくっています。
これで不毛な呼び出し・不在着信に悩まされることもありません。
サーバーへのBOTの追加
DiscordではサーバーにBOTを追加して色々な機能を実装できます。
私がつくっているサーバーでもMEE6と呼ばれるレベルBOTを導入しています。これはチャットをするごとにレベルが上がるというBOTでサーバー盛り上げるためのBOTなんですが、他のサーバーではレベルが高いと特典があるというような活用をしてます。
他にも翻訳やスパム対策など色々なBOTがあります。管理者の方は探してみてはいかがでしょうか?
Discordアプリケーションをダウンロード
Discordにはブラウザ版もありますが、機能をフルで使うのならクライアントをインストールして使うことをオススメします。
クライアントはWindows、Mac、Android、iOS、Linuxに対応してます。
公式ページが「Skype、TeamSpeakの時代は終わりを告げた…!」と煽ってるのも面白いですね。
Discordで友達と話しながらゲームしよう!
Discordは元々ゲーマー向けのコミュニケーションツールです。
高音質、低遅延で友達と快適に話しながらゲームができます。
もしも誰かと通話しながらゲームしたいと思ったらDiscordちゃんねるを利用してみてはいかがでしょうか。
マイクラやLoLなどのゲームはもちろん、雑談等のDiscordサーバーもたくさんあります。