どうも、ネットワークビジネスやデート商法に勧誘されがちなFumisukeです。
皆さんはデート商法をご存知でしょうか?
多くの新社会人が毎年可愛い女の子に釣られて鼻の下をのばしがちですが、知らずにホイホイついて行ってしまうと痛い目にあうイベントです。
前途洋々な若者たちの被害を減らすべくここではデート商法とは何なのかを私の実体験を交えて紹介致します。
目次
デート商法体験談
第一章 デート商法のメッカ有楽町駅前
ある日の営業帰り、スーツ姿で有楽町を歩いていると突然女の子から声を掛けられた。
「すいません、アンケートに答えて貰えませんか?」
新入社員だろうか、年齢は20代前半くらいに見えとても可愛い子だった。新入社員の頃の研修での声かけであれば大変だろうと思い私は快諾した。
「良いですよ(キラッ)」
名誉のために誓って言うが下心ではない。
今日も一善してしまったと思いながらアンケートに答えていると「宝石に興味があるか」というジュエリー関連の暗雲立ち込める項目が目についた。
(これってもしかして…)
そう思いつつアンケートを書き終えて回答を渡した。
すると女の子は
「すいません、良かったら電話番号も書いて頂けませんか。。。」
と宇垣美里アナのごとくあざとく眉をひそめながら聞いてきた。
この時私の中でこれがデート商法である「疑い」から「確信」へと変わった。ここでスパッと嫌ですと断っても良かったのだが、話のネタとしてちょっと首を突っ込むのもアリかなと思い電話番号を教えた。
もう一度言うが誓って下心があったわけではない…でも思い返せば0.1%くらいは彼女が私に惚れているという天変地異を期待していたかも知れない。男とはそういうものだ。
私は0.1%の天変地異を期待しながら彼女と別れた。
第二章 突然の電話
電話に出てみると宇垣美里アナだった。いや、正確には宇垣美里アナのごとくあざとい彼女だった。
「突然電話してすいません、なんだか電話したくなっちゃって。。。」
真正面からのストレートパンチに思わず「は?」と言いそうになったが0.1%の天変地異であることも否定できない。
とりあえず仕事の話や休みの日の話など目玉焼きには塩をかけるような無難な選択肢のトークで間をおいた。
(やっぱりワンチャンスあるんじゃないのか?)
そう考える私に彼女は突如ナタを振りおろした。
「Fumisukeさん今度のお休みに良かったら銀座の私が働いてるジュエリーショップに遊びに来ませんか?」
やはりどうやら99.9%のほうを引いてしまったらしい。
正直お店に行って勧誘されてみるのも面白いかなとは思ったけれど、当時はブロガーではなくサラリーマンだったので休みを潰してまで行く気にはならなかった。
「ごめんね、宝石には興味が無いんだ」
スパッと断るが彼女も土俵際で粘る。
「でも将来結婚するときは指輪とか見ますよね。今のうちから見るのも良いと思いませんか。それに一個くらい持っておいても損はないと思いますけどね」
ここまでしつこいと流石にウンザリするのでハッキリと言わせてもらった。
「ごめんね、デート商法ってわかってるから。今度からは最初に勧誘するんじゃなくてもっと外で会ってから自然に誘ったほうが良いよ」
すると彼女は突然怒りをあらわにした。
「なんでそんなこと言うんですか!純粋に会いたかっただけなのに…もう良いです!」
彼女はそう言い残すと電話を切ってしまった。
エピローグ
今思えばやっぱり私は0.1%を引いていたのではないだろうか。
例えばもし彼女のお店への誘いが恥ずかしさから生まれた誘う言い訳だと考えると、パズルのピースが埋まってしまう。
今度もし有楽町で声を掛けられたら…そのときは0.1%に賭けてみようと思う。
デート商法とは
私の体験談を読んでいただいたことでだいたいデート商法がどんなものか分かってくれたと思います。
デート商法は異性への恋愛感情を利用して商品を購入させる手口です。
今回は有楽町の声掛け、新橋のジュエリーショップというデート商法のメッカのパターンで、電話でも最初から営業をかけるとても分かりやすいケースでした。居酒屋に行ったサラリーマンが「とりあえず生」というくらいの分かりやすさです。
しかし、最近はツイッターなどのSNS、出会い系サイト、合コン、街コンなどを通じて仲良くなってから外で何回か遊んで信頼を得てから営業をかけるケースもあります。こうなると騙されてる感覚がなく、おねだりされて買ってしまったり応援するつもりで買ってしまうケースもあります。
出会い系アプリを用いたデート商法の事件
新たにデート商法による逮捕者が出ました。
出会い系アプリで知り合った女性を、貴金属店に誘い「あなただから安くする」などと巧みに誘い、高額なアクセサリーの購入を違法に契約させた疑いで、男女4人が警視庁に逮捕された。
森田宏行容疑者ら4人は2018年、出会い系アプリを通じて知り合った女性3人を、東京・豊島区の貴金属店に誘い、解約の必要事項が記載されていない契約書を渡し、高額アクセサリーを契約させた特商法違反の疑いなどが持たれている。
森田容疑者ら3人は、それぞれ女性と食事をともにし、巧みに誘っていた。
被害女性は、「ジュエリーをデザインしてるんだ。100万のジュエリーがあります。あなただから30万にします。会社側が、(残りの)70万を分割で、引き落とし分払うから大丈夫だよと(言われた)」と話した。
女性は、30万円を支払ったにもかかわらず、商品は届かなかったという。
別の被害女性は「『わたし(あなた)くらいの年の人は借金してジュエリーを買うんだ』と言われた。断れない性格をわかって、買わせようとしていたのがすごく悔しい」と話した。
森田容疑者ら3人は、容疑を否認しているが、警視庁は、被害総額が1億円にのぼるとみて捜査している。
引用:食事に誘い高額ジュエリー買わせる デート商法 男女4人逮捕(2018年11月10日参照)
https://www.houdoukyoku.jp/clips/CONN00405140
このように最近では出会い系アプリを使って近づいてきます。
そしてターゲットは男性だけとは限りません。断れない女性に対して近づいてくることもあります。
また「解約の必要事項が記載されてない」「持ってないと恥ずかしい」というような手口を使ってきます。
このケースでは商品が届かなかったことから公になりましたが、もしも商品が届いていたらこのまま泣き寝入りになったかもしれません。
クーリングオフは適用可能
デート商法はクーリングオフが適用可能です、かならず契約書面受領日から8日以内に行使しましょう。
しかし相手もそれを分かっているので、8日間が過ぎるまでは恋愛感情などを利用してクーリングオフを行使させないようにしてきます。くれぐれも0.1%の甘い誘いには乗らないようにしましょう。
またデート商法に引っかかりそうな人は、ネットワークビジネスにも引っかかりそうなので注意してくださいね。手口的には近いものがあります。
またデート商法のクーリングオフについては以下のサイトが詳しく解説しています。
宝石類 毛皮 会員権 絵画等の悪徳デート商法・恋人商法をクーリングオフ
http://www.coolingoff-kuroda.com/date.html