インスタグラムを収益化して稼ぐ方法については多くのサイトで考察されていますが、いまだ明確な答えが出ていないというのが現状かと思われます。
インスタグラムで稼ぐ方法を検索してもプロフィールから自分のアフィリエイトサイトやグッズ・写真の販売サイトに誘導するものばかりで、インスタグラムである必要がない方法が多くヒットします。
そこで今回はインスタグラマーとしてインスタグラムで収入を得る方法をマジメに真っ当に考察してみました。
目次
インスタグラムが収益化に向いてない理由
まず一つはじめに理解してもらいたいのが、基本的にインスタグラムは収益化(稼ぐこと)に向いてないということです。
その大きな理由はインスタグラムではURLの投稿ができないため、アフィリエイトリンクが使えないのです。
プロフィールに自分のグッズ販売や写真販売サイトのURLを貼ることをインスタグラムのアフィリエイトと紹介しているサイトもありますが、厳密に言えばそれは間違いです。
そもそもアフィリエイトとは「広告主」「ASP(仲介業者)」「アフィリエイター」という三者がいて、ASPから指定されたURLを紹介していくことで報酬がもらえる仕組みです。
インスタグラムのプロフィール欄に外部サイトのURLを貼ることは、ただ外部サイトの宣伝・PRをしているに過ぎません。
根本的にインスタグラムを使って収益化をすることは難しいということを前提として理解しておく必要があります。
インスタグラムで収入を得る3つの方法
インフルエンサー
最近よく聞く言葉になったインフルエンサーという言葉。大きな発信力を持つ個人を企業が活用して宣伝してもらうことをインフルエンサー・マーケティングといいます。
例えば企業として宣伝して欲しい商品があったとしたら、そのサンプル商品と報酬を渡して使ってもらう代わりにインスタグラム上で宣伝してもらうというものです。
実のところインスタグラムで収益化を考えるならインフルエンサーになることが正解だと個人的には思います。
ただし、このインフルエンサーという言葉にはネガティブな面もあることは否定できません。商品内容やサービス内容をよく理解せずに、サンプル商品と報酬に釣られて安易に紹介して炎上するインフルエンサーもいるためです。
インフルエンサーとして収入を得たいのであればモラル・ルールを理解して取り組む必要があります。
また最近では美容、旅行、食べ物、イベントなどジャンルを問わずインフルエンサーを募集している企業が多くあります。そうした企業に登録することで案件が紹介されて、安定的に報酬が得やすくなっています。
ただし、私のブログを日頃から読んでいる方なら分かると思いますが「インフルエンサーになりたい」という心理を利用した詐欺が多いのも事実です。必ず「企業の身元」「実績」「初期費用などのリスクを負わない」という3点についてはよく調べてから応募しましょう。
プロインスタグラマー
プロインスタグラマーとインフルエンサーも似たようなものではないか?と思うかもしません。実際ほぼ重複している部分はありますが、便宜上あえて分けさせて頂きました。
ここでいうプロインスタグラマーは自分のスキルを活かして影響力のある情報発信をすることで、自分のスキルに関連した仕事を獲得する人のことを指します。
例えば先日、情熱大陸で紹介されたプロインスタグラマーとして田中達也さんという方がいます。
この方は日常の身近なものを使った独創的なミニチュア写真家としてインスタグラムで活動しています。
その投稿自体からは収入は得られませんが、そのスキルに価値を感じた人が田中さんにミニチュアや写真作成の仕事を依頼するのです。実際に番組中ではカレンダーの作成やスーパーへの展示などの依頼を受けていました。
また最近では市区町村、つまり地方自治体が公認インスタグラマーを募集するという動きがあります。
こちらは静岡県小山町が募集していた町公認インスタグラマーです。小山町の旅と暮らしについて投稿するインスタグラマーを4名募集し、それぞれ年間20万円・30万円の報酬が出るというものでした。
こちらは普段から旅や暮らしに密着した投稿をしているインスタグラマーが写真スキルを活かして投稿するというものです。
自分のスキルをインスタグラムで上手く表現して収入につなげていくのがプロインスタグラマーです。
プロフィールから写真・グッズ販売へ誘導
多くのサイトでインスタグラムで収入を得る方法として紹介されているのが「プロフィールから写真・グッズ販売等の外部サイトへ誘導する」というやり方です。
この手のサイトでは
- 写真リクエスト販売のSnapwire
- インスタを使ったグッズ販売のMobileprints
- 写真・グッズ販売のTwenty20
といったサイトがよく紹介されます。
ただ個人的にはこれはインスタグラムで稼ぐ方法と言えるかは微妙だと考えています。
というのもプロフィールをわざわざ読んでそこから外部サイトに誘導するというのはあまりに導線が悪く非効率に思えます。
また写真販売はこの他にも多くの販売サイトがあり、ライバルが多いので撮影技術と編集技術が問われます。
写真やグッズの販売はサブ的なものであって、まずインフルエンサー・プロインスタグラマーを目指すほうがまだ効率が良いでしょう。
結論:影響力のある発信者を目指そう
この記事でインスタグラムで稼ぐことがいかに難しいかがわかったかと思います。
ただし、そう悲観することもないと思います。というのも企業や自治体にインフルエンサー・インスタグラマーを活用しようという動きがかなり活発化しているからです。
インスタグラマー募集の告知はちょっと検索すればかなり出てきます。そうした募集に応募して目にとまるような存在になることを目指すことが一番の近道でしょう。
インフルエンサーにせよ、プロインスタグラマーにせよ、発信の影響力を持つことが大切だということには変わりません。
しかし繰り返しになりますが、インフルエンサーになれる・副業ができるとうたって初期費用を出させるような典型的な詐欺には引っかからないよう注意しましょう。
私もゆくゆくはインスタグラムを始めるつもりです。