先日、あるニュースがネット上でにわかに話題となりました。
そのニュースとはSNS等を運営して広告収入を得ていた高校生が、競合相手の高校生を監禁して削除を強要するという現代を象徴するニュースでした。
しかし、それ以上に目を引いていたのはその広告収入の額です。
今回はニュースを元に広告収入を得ていた仕組み・方法を推察しました。
目次
広告収入1千万円のアカウント削除容疑 「譲渡断られ」
画像引用元:SNSの人気アカウント消去の疑い 少年3人を逮捕
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190925/k10012098151000.html
SNSで年間約1千万円の広告収入を得ていた少年のアカウントを削除したとして、警視庁は、通信制高校の男子生徒(18)=東京都文京区=ら少年3人を電子計算機損壊等業務妨害の疑いで逮捕し、25日発表した。
生徒らは少年と同じ方法で収入を得ていたといい、「自分たちの収入を増やそうとアカウントを譲るよう求めたが断られたので、消去するしかないと思った」と供述しているという。
少年事件課などによると、生徒らは2月22日、東京都内を移動中の車内で、北海道の通信制高校生(18)が管理する情報発信用のSNS「LINE@」のアカウント四つを削除した疑いがある。高校生は、中高生向けのサイトの情報を約3年前から配信。サイト上の広告がクリックされると収入が得られる仕組みで、計約200万人が登録していたという。
生徒らは2月上旬、生徒がSNSを通じ「アカウントを5千万円で買いたい人がいる」とうそを言って高校生を東京駅に呼び出し、車内に閉じ込めたうえ、アカウントのパスワードを無理やり聞き出したなどとして、監禁と強要の疑いで今月3日に逮捕されていた。
引用元:広告収入1千万円のアカウント削除容疑 「譲渡断られ」
https://www.asahi.com/articles/ASM9T3D9LM9TUTIL00B.html
なんと今回の加害者・被害者の少年はともに1,000万円もの広告収入を得ていたということです。
他のニュースではSNSでダンス映像や恋愛について中高生向けの情報発信をしているともありました。
ネット上では「どうやってLINE@で1,000万円も得ていたのか」「広告収入の仕組みは何なのか」といった声が多く上がりました。
私も当然気になったので色々調べたのですが、結論としては上にある記事が一番推測しやすく分かりやすいと感じました。
結論として正確に言えば高校生たちはLINE@で1,000万円稼いでいたというわけでは無いと思われます。
高校生たちが1,000万円稼いだ方法・仕組み
LINE@はあくまでプロモーションのための手段
そもそもLINE@とはLINEが提供する個人・法人向けのコミュニケーションツールです。
(現在「LINE@」は正確には「LINE公式アカウント」へと統合されていますが、ここでは便宜上「LINE@」と呼びます)
皆さんも企業等のアカウントを登録していると思いますが、それがLINE公式アカウントです。
このLINE@はあくまで宣伝等のプロモーションツールですから、直接広告収入を得ることはできません。
では高校生たちはどうやって広告収入を得たのか?
中高生向けのサイトを運営して広告収入
記事によれば「高校生は、中高生向けのサイトの情報を約3年前から配信。サイト上の広告がクリックされると収入が得られる仕組み」とあります。
つまり高校生たちは運営するWEBサイト上に広告を掲載していたのだと思われます。
そのサイトに誘導するためにLINE@を活用して200万人ものユーザーが登録していたということになります。
200万人のユーザーがWEBサイトにアクセスしたら広告収入も相当なものです。
ここまで優秀だと普通に広告会社とかに就職できる気もしますね。
WEBサイト運営・LINE@の活用とやっていることは特別ではないですが、誘導するためのプロモーション活動が上手かったのでしょう。
繰り返しになりますがLINE@ 単体では広告収入を得られません
もう一度言いますが、この高校生たちはLINE@で広告収入を得たわけではありません。
WEBサイト運営という収益の仕組みがある前提で、LINE@を使ってそこにユーザーを誘導したに過ぎません。
くれぐれもこのニュースを見て「俺もLINE@使って儲けよう!」などと安直には考えないほうが良いでしょう。
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