今回はPayPayを支払いに使っているユーザーではなく、PayPay決済を導入しようか迷っているお店・オーナーさんに向けたお話です。
PayPayの営業がお店に来たけど実際に導入したほうが良いのか?
そもそもメリット・デメリットがよくわからない。
そんな方に見てほしい記事です。
目次
そもそもPayPay決済とは?
PayPayはキャッシュレス決済の一つ
PayPayがいかなるものかを理解していないとお店の決済導入には進めませんので、まずはじめにPayPayがどんなものかを解説します。
PayPayはYahoo!が提供するキャッシュレス決済サービスの一つです。
キャッシュレス決済とは現金を持ち歩かなくても決済できるクレジットカード、スマホアプリなどのことを指します。
PayPay自体は主にスマホアプリを使ってQRコードの読み取りで決済を完了させることができます。
では既にクレジットカードがあるのになぜPayPayなるサービスがやたらと話題になっているのでしょうか?
話題の理由はユーザーへの還元率がお得
PayPayがこれだけ話題になっているのはキャンペーン時の還元率、つまり残高キャッシュバックがお得だからです。
クレジットカードがだいたい1%の還元率なのに対して、PayPayはキャンペーン時には20%という高還元率です。
1万円使って100円しか返ってこなかったのが、キャンペーン時のPayPayなら2,000円返ってくるのです。
もちろんこれは多くの人に使ってもらうための赤字覚悟の撒き餌でもありますが、それだけに爆発的に普及しているのがキャッシュレス決済・PayPayなのです。
飲食店などがPayPay決済を導入すべき4つの理由・メリット
決済手数料が0円・無料で利益率アップ
これが導入すべき大きな理由の一つです。
クレジットカードなどは加盟店の決済手数料が5%前後、水商売などのお店では10%といった決済手数料が取られます。
日々の売上からそれだけの手数料を取られるのは経営に大きなダメージです。
その点PayPayでは2021年9月30日までという一応のキャンペーンではあるものの、決済手数料が0円という大盤振る舞いの設定になっています。
イメージの例のように10万円の売上で考えるとクレジットカード決済(手数料5%)の場合には5,000円も売上が減ってしまうのです。
毎月のクレジットカードの売上がPayPayに移行してくれたら、それだけで利益率が上がります。
入金は最短翌日、入金手数料も0円・無料で手元資金増
クレジットカードの売上は締め日の翌月、翌々月など実際に手元に現金として入ってくるのはずっと後のタイミングです。
しかしPayPayでは締日において累計決済金額が1万円以上の場合、ジャパンネット銀行なら翌日、その他の金融機関なら最短翌々営業日に入金してくれます。
多くの支払いに追われるお店にとって手元で動かせる現金が少ないのはとても苦しい状態です。
今まで翌々月に入っていたお金が数日後に入るようになったら、それだけで経営状況はかなり楽になるのではないでしょうか。
なお入金手数料に関してはジャパンネット銀行は「ずーっと0円」でその他の金融機関は2019年9月30日までは0円となっています。
ジャパンネット銀行はネットバンクですがビジネスアカウント(法人・営業性個人)の口座が作成可能です。利便性と手数料の安さがウリなのでこれを機にチェックしてみてはいかがでしょうか。
初期費用も0円・無料、キャッシュバックも
PayPayはクレジットカードのカードリーダーのような特別な機器は必要ないため、初期費用をかけることなく無料で導入することができます。
さらにキャンペーンによってお得に申し込むことができる場合があります。
2019年3月現在では15,000円のキャッシュバックキャンペーンが行われています。
※詳しい条件についてはPayPay決済公式サイトにてご確認ください。
新たな顧客・ユーザーを獲得できうる
これは私の知人の飲食店経営者から聞いた話です。
私の知人は自分のお店へのPayPay導入に前向きでなかったものの、時代の流れということで思い切って導入してみたそうです。
決済手数料や入金タイミングに衝撃を受けたのはもちろんですが、さらに使えるお店として掲載されたおかげか今までこなかったお客さんが「ここってPayPay使えますよね?」と来てくれるようになったそうです。
金銭的負担軽減のメリットだけでなく新規のお客さんを獲得できるメリットも飲食店などの店舗にとってはあるでしょう。
PayPay決済の導入・申込み方法
PayPay決済はPayPay公式サイトから申し込み可能です。
お得に申し込めるキャンペーンは終了する場合もありますので、キャンペーンの適用期限を過ぎてしまわないようお気をつけください。
キャッシュレス決済導入は今がお得
キャッシュレス決済は今がまさに戦国時代です。そのためどの企業もキャッシュバックや手数料無料化などで必死になって導入を進めています。
これによりお店側はキャッシュレス決済の導入を負担なく有利に進めることができるのです。
現状、導入にあたって金銭リスクがなくむしろメリットだらけのPayPayは太鼓判を押してオススメできます。
「周りの様子を見てからゆっくり考えよう」と足踏みしているといつの間にか置いていかれて、気づいたら導入にお金がかかるようになりましたともなりかねません。
PayPay決済導入でお金のかからないところから経営努力を進めて資金面を改善し、その分を本業に活かしてみてはいかがでしょうか。