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トレンドアフィリエイトブログは著作権法における非親告罪化でさらにリスクが高く!

トレンドアフィリエイトブログをみなさんはご存知でしょうか?

この手法はここ数年のインターネットでは多く見られましたが、この手法の実状と著作権法における非親告罪による今後の見通しを書きたいと思います。

トレンドアフィリエイトブログとは?

その名の通りその時々の「トレンド」を追いかけてブログを投稿することで効率的にPV数を増やして収益を得る手法です。

例えば芸能、IT、漫画、アニメといった多くの人が関心を寄せるジャンルで最新情報を載せれば自ずとアクセス数が上がるという手法です。

この辺の考え方はストック型・フロー型のブログ分類にも通じます。

フロー型ブログとストック型ブログの違い最近このブログの更新が無くて「飽きちゃったの?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。 しかし実は最近寝ても覚めてもな状態でフロ...

実際にトレンドアフィリエイトブログはPV数を稼げるのか?

結論から言えばトレンドアフィリエイトブログはPVをかなり稼ぎやすいです。

毎月の私のブログ運営の数字を見てもらえば分かりますが、コツコツと更新を重ねてきたこのブログのPVの数を圧倒的速度で追い越していきました。

情報の充実度、一つの記事にかける時間で言えばこちらの方が何倍も上ですが、悲しいことにそれは必ずしもすぐに報われるとは限りません。

トレンドアフィリエイトブログはリツイートされればあっという間に広がりますし、有名人に共有されようものなら簡単に1日で5000PVを超えたりしました。


一方で高いリスクも存在

トレンドアフィリエイトブログのリスクは著作権・名誉毀損といった権利侵害につながりやすいことです。

よく芸能ニュース・漫画・アニメ等を扱うブログを見ていて
「これ著作権的に大丈夫なの?」
「こんな不確定情報を事実みたいに書いていいの?」
といった疑問を覚えたことがあるかと思います。

実際、その疑問は正しくて多くのトレンドアフィリエイトブログは著作権的にはアウトですし、名誉毀損で訴えられたら負けるかと思います。

それでも多くのブログが存続している理由が「親告罪」だからです。

親告罪とは被害者の告訴(訴え)がなければ刑事事件として起訴することができない罪のことです。

権利者も毎日何十、何百と増え続ける自分の情報を負い続けるのはとても厳しく、それらを全て告訴するのは不可能です。

そのためこれまでは「対処しきれない」というのが実状でした…これまでは

2018年12月30日から著作権法における非親告罪化が施行

しかしそんな著作権法も非親告罪化されることが決まり、おそらく今後はトレンドアフィリエイトブログに厳しい動向になると思われます。

企業側にとってプラスになるようなコンテンツであれば、今後も変わらず運営できるかも知れません。

しかし特に芸能関係は名誉毀損にあたるコンテンツも多く、漫画・アニメは本来は有料のコンテンツを抜粋して転載しているため淘汰されることもあるかもしれません。

なんにせよ事前に警告があれば運が良いもので、突然家に警察が来ることもありえます。

そこまでのリスクを犯してまでブログを運営するのはなかなか怖いですよね。

著作権法の非親告罪化の詳細は以下の記事を見てください。

著作権法における非親告罪化が2018年12月30日から施行!ブログやコミケ・二次創作への影響は?著作権法において非親告罪化が2018年12月30日から施行されることをみなさんはご存知でしょうか? ツイッター界隈やブログを見ても...

今後は企業活動にプラスになるコンテンツが増える?

非親告罪化と言えど無制限に取り締まられるわけではありません。

著作権法における非親告罪化では要件が以下の通り定められています。

現在親告罪とされている著作権等侵害罪について、以下のすべての要件を満たす場合に限り、非親告罪の対象とする。

①対価を得る目的又は権利者の利益を害する目的があること
②有償著作物等(※)について原作のまま譲渡・公衆送信又は複製を行うものであること
③有償著作物等の提供・提示により得ることが見込まれる権利者の利益が、不当に害されること
(※)有償で公衆に提供又は提示されている著作物等

特に3つ目を守ることが今後は大切になってくるかと思われます。

「このコンテンツを公開することで権利者に不利益が生じないか?

ということを考えながら運営すればちょうどよいバランス感覚になるのではないでしょうか。

ちなみに私は運営していたフローブログを閉鎖しました。もともとかなり内容には気をつけているつもりではいましたが、リスクが高くなるのであればスッパリ辞めたほうが良いと判断しました。

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