私のブログは2020年にプロブロガーとして地方都市への移住を目標に活動しています。そんな私ですが実は数年前にも地方へ移住しようか真剣に考えた時がありました。
結局その時は「まだ東京でやりたいことがある」という判断をして東京に残ったわけですが、その時に有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」を利用させて頂きました。
もし地方移住を真剣に考えているのであれば、情報収集やイメージを具体化させるのに良い場所だと思いましたので紹介します。
目次
NPO法人ふるさと回帰支援センターの概要
センターの目的と場所
NPO法人ふるさと回帰支援センターはIターン・Jターン・Uターンを含めて地方で暮らすことを検討・希望している人をサポートするための団体です。
場所は東京都千代田区有楽町2-10-1にある東京交通会館の8Fにセンターがあり、最寄りは有楽町駅(他、日比谷駅・銀座一丁目駅・銀座駅からも可)となっています。
余談になりますが…私のブログをいつも御覧頂いている方はご存知だと思いますが、有楽町駅はデート商法のメッカです。もし訪れる際にはデート商法のアンケート等に引っかからないよう気をつけましょう!
センターのフロアマップ
センターのフロアは各地域ごとに小さなコーナーが並んでいるため、1対1でゆっくり話せる環境です。またそれぞれの地域の担当の人が個別にいるため親身になって話せます。
どんな人が担当か気になる方は「相談窓口のご紹介」を見てくださいね。
注意としては当日予約なしでいくと担当がいなかったり予約でいっぱいの場合もあるので、事前に「相談予約」をしてから行きましょう。
ふるさと回帰支援センターでできること
地元の仕事・家賃・行政情報の案内
各ブースでは相談員がその地域についての情報を提供・案内してくれます。
地方に移住すれば仕事も家も新しく見つけなくてはなりません。相談員さんはそうした情報をスムーズに提供してくれます。
一方で後述しますがセンターにしか無い特別な情報を期待していくところではないのでご注意ください。
リアルな情報が得られるセミナーへの参加
センターでは頻繁にリアルな情報が得られるセミナーイベントを開催しています。
例えば直近のイベントを紹介してみると
にいがたライフスタイルミーティングVOL.5『リモートワーク×新潟 ~場所を選ばない働き方~』という新潟に暮らしながら首都圏の仕事を受注する働き方・暮らし方の紹介イベントがあったり・・・
えひめ暮らしセミナー 空き家活用編(15時から個別相談会あり)という今話題の空き家の改修や支援制度について、実際に空き家で暮らしたり改修したりしてるゲストを呼んで話を聞けるイベントもあったりします。
こうした実際にその地域に暮らす人の生の話を聞ける機会はなかなかないので、これがふるさと回帰支援センターを使う一番のメリットかもしれません。
ふるさと回帰支援センターでできないこと
特別な仕事や住まいの斡旋
担当地域ごとに異なる可能性もありますが、少なくとも私が利用した地域では得られる仕事・住まいの情報にセンターでしか得られないような特別なものはなさそうでした。
公に存在する情報をセンター側でも収集しますよ、というものなのでセンターならではの情報を期待していっても手に入らないでしょう。仕事や住まいを自分でインターネットを使って調べられる人にとっては、自分で探したほうが早く的確かもしれません。
つまり仕事だったらリクナビやハローワーク、住まいだったらsuumoやホームズで探しても変わらないということですね。
転職で地方求人ならやはり大手のリクルートエージェントが単純に案件数が多いと思われます。並行して地域密着の求人媒体を使うのもアリでしょう。
地方の賃貸物件探しも私はsuumoをいつも使います。理由はゴキブリの出ない家を条件検索しやすいからです。
※ゴキブリの出にくい家選びの方法はコッチの記事を見てください。
ふるさと回帰支援センターならではの情報を期待するのであれば、セミナーへの参加のほうが可能性は高いと思われます。
最終意思決定
当たり前のことですが最終意思決定をするのは自分です。
「なんとなく」で見に行った方は「なんとなく」移住しない意思決定を下すように思います。
そのために事前に「何を判断材料として移住するのか・しないのか」を考えてその判断材料を手に入れるためにセンターを利用したほうが良いでしょう。
そうすれば最終意思決定を明確に行えますし、仮にセンターで判断材料が手に入らなくてもどうしたら手に入るのかをまた考えればよいのです。
ふるさと回帰支援センターをまとめると
- 仕事・住まいの情報を提供してくれる(限定情報は無い)
- 地域ごとの相談員が親身になって相談に乗ってくれる
- セミナーがセンターの一番のメリットかもしれない
- ネットが得意であれば自分で職や住まいを探す方法もアリ
- 最終意思決定の方法は自分で考える
- センター周辺で横行してるデート商法には気をつけろ!
という感じですね。最後は蛇足です、ハイ。
一方でここまでいろいろと説明しましたが、まずは一度気軽に行ってみてはいかがでしょうか。
聞いたことのないような町名のパンフレットもたくさんあったりするので「すいませんパンフレットだけ貰いに来ましたー」で持ち帰って眺めるだけでも楽しいですよ!
私の考える移住論
もう一つだけこれは実際に地方都市で暮らしたことのある私の持論ですが「地方都市という選択肢が一番良い」と思ってます。
詳しい理由は以下の記事を見ていただければと思います。
地方への移住と言ってもド田舎から地方都市、政令指定都市と規模感がいろいろあるので、自分の中で「こんな街に暮らしたい!」という方向から考えてみるのも面白いと思います。