最近はルールの変更が激しい・厳しいYouTubeですが、新たに児童の性的搾取という名目で400以上の関連チャンネルが停止となりました。
アンダーグラウドから健全なメディアへの変化に向けてYouTubeが動き出しています。
今回の変更を含めてYouTubeの動きと今後投稿すべき動画を解説します。
性的搾取の指摘を受けて400以上のチャンネルを停止
米Google傘下のYouTubeは2月21日(現地時間)、サービス上での児童の性的搾取の横行についての指摘を受け、関連する数千万本の動画へのコメントを非表示にし、400以上のチャンネルを停止したと発表した。
この問題は、17日にYouTuberのマット・ワトソン氏が「YouTubeは児童の性的搾取を促進しており、それは収益化されている」という動画で、YouTube上の動画を児童性愛者が悪用しているとして実態を説明したことで注目を集めたもの。
引用元:ITmedia NEWS「YouTube、児童の性的搾取放置との指摘を受け400以上の関連チャンネルを停止」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1902/22/news066.html
この記事によるとYouTuberであるマット・ワトソン氏が動画の中でYouTubeが児童の性的搾取を促進させており(促進させるような場所となってしまっている)、投稿者はそれを利用して収益化して収入を得ているとしています。
その動画が直接的なポルノではなくても、コメント欄を通じてそのようなシーンへのリンクが投稿されており、YouTubeの検索・オススメアルゴリズムがこれを簡単に利用できるようにしてしまっているとのことでした。
これを受けてディズニーやネスレなど大手企業がYouTubeから広告を引き上げたことが報じられました。
規制を強めるYouTube、遅かれ早かれグレー動画は淘汰される
ここ1年間でYouTubeは急速に規制を強めています。
このことについては当ブログでもたびたび記事にしてまとめております。
この背景には急激に成長したYouTubeのコンテンツに、規制が追いついていないという実情があります。
またYouTubeの動画投稿がどうやらお金になると気づいた投稿者たちは、あの手この手で規制を回避しながらグレー動画を投稿し続けています。
YouTubeはアンダーグラウンドからテレビ・メディアと同じように良くも悪くも健全なコンテンツへと変わろうとしています。
現在は規制とグレーのイタチごっこのような形となっていますが、いずれは淘汰される運命にあるでしょう。
今ある環境が永続的なものだとは絶対に考えないほうが良いです。
YouTuberとして今後稼ぐための3つの条件
今後、長い目で見てYouTubeで稼げるようになりたいなら
- 健全であること
- パイオニアであること
- 専門性があること
を目指すべきだと思います。
健全であることについてはここまで話したことがそのまま理由になります。
パイオニア、つまり開拓者であること…これはどんな分野でも先駆者が一番有利であるという考えに基づくものです。仮想通貨の投資でも、YouTuberでも、キャッシュレス決済でも、なんでも最初に価値を感じて利用した人が得をするものです。
YouTuberも数年前から収益化にマジメに取り組んだ人は今よりずっと楽に収益化プログラムに参加できて、競合も少ないのでチャンネル登録者数も増やしやすかったのです。競合が増えてしまった現状では、いかに既存のユーザーと差別化したコンテンツを投稿できるかが重要です。
そして専門性があることというのは二つ目のパイオニアになるべきだという考えとかなり親しいのですが、ターゲットを絞って投稿すべきだということです。
ターゲットを幅広く設定して投稿するのはリーチができるユーザーは多くなりますが、どうしてもターゲットがボヤケてしまいます。
そうした王道的な投稿はYouTuberの王であるヒカキン氏などに任せて、特定のジャンルの専門家として認められることを目指すべきです。
この考えとほぼ同じ意見を述べていたのが長年、上記に掲載したYouTuberとして活躍してきたシバター氏の動画です。長年YouTuberとして活躍されている同氏の言葉はとても説得力があります。
風当たりが強くなってきたYouTube業界ですが、これからはより戦略的な投稿が求められると思われます。